農業のはなし:6
■ 排水問題
ここで言う排水問題とは主に水田からの排水管理で発生したり、農地が潜在的に抱えている問題の事です。
田んぼに使う水もオーバーフローするほどは要りませんから逃がしてやらねばなりません。ましてやこれから大雨が降るよと予報や警報が出たら水門を閉じたり、あるいは川へと放水したりするわけです。ところがこれを一斉にやったら河川は予測のつかない流量になってしまう事も出てくる訳ですね。
まあ最近の雨の降り方は尋常ではないですねえ。一日、二日で平年ならひと月分の降水量の雨降る事が起きてますからね。その排水管理を耕地の所有者や水路の利用者でコントロールするのは限界がありますね。
水問題を調べていたら以下のタイトルのPDFファイルを見つけました。
>>https://www.nochuri.co.jp › pdfPDF
農業生産構造の変化と排水問題 - 農林中金総合研究<<
この中の冒頭にも書いてあったのですが専業農家ならまだしも突然のゲリラ豪雨などに外に勤めに出ている兼業農家などは排水管理がさらに困難であると。
ほんと田回り、水路はマメに見て回らないといけないんです。掛け流しの利用がほとんどを占めるとも記載されてますね。
まあ田んぼに限らず山や森に降った雨はどこへどんな形で流れて行くのかはしっかり見ていく事も大事ですね。
宅地、住居選びも安全に暮らすには流れてくる雨水もチェックポイントかもしれません。
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