国産コーヒーは希少なの?
コーヒーの生産地というとみなさんはどんなイメージがありますか?
中南米をはじめ、東南アジア、中東・アフリカ……など遠い海の向こうの国々が思い浮かびます。 実は、日本でも生産されていることをご存じでしょうか?国産コーヒーはまだまだ希少ながら、近年、生産者の努力によって少しずつ存在感を示し始めています。
話が反れますが少し私の紹介をします。私はⅠターンで移住、今住んでいる場所は日本列島から南へ、奄美群島に住んでいます。奄美大島?どこ?沖縄?
実は鹿児島県です!東洋のガラパゴスともいわれる手付かずの自然とシマ(集落)があり、何故か懐かしくノスタルジックな風景が残る、まるでタイムスリップしたかのような豊かな場所です。
日本で作られたコーヒー――。
なぜ、国産コーヒーは希少なのか。理由は、栽培の環境にあります。「コーヒーチェリーを実らせるコーヒーノキの栽培に最適な自然条件は、赤道を挟んで南北25度の範囲にある熱帯・亜熱帯性地域。この地域はコーヒーベルトとも呼ばれ、日本列島はそこから外れているため、気温・雨量など、コーヒー生産に最適な条件がそろっているとはいえない環境なのです。
そして、私が住んでいる奄美群島ではコーヒー栽培が盛んに行われているのです。
鹿児島県では奄美大島・徳之島・沖永良部島など、他に沖縄県、東京都・小笠原諸島いずれの産地のコーヒー豆もまだまだ流通量は少なく、安定供給が難しいことが直近の課題ですが、国産ならではの魅力があるといいます。
「最大の魅力は、生豆の鮮度。外国産のコーヒー豆の多くは船便で、生豆の状態で数ヵ月かけて過酷な環境のなか輸送されます。その点、国産コーヒーはもちろん地理的に有利といえます」
新鮮な豆を焙煎したコーヒーとはどんな味なのか。コーヒー好きなら目を光らせずにはいられませんよね。
奄美大島で国産コーヒーが飲めるお店を紹介しますね。
2021年は奄美群島は世界自然遺産に登録される事で注目されています。奄美大島に来島された際に一度は寄ってみてはいかがでしょうか。