「疾風スタジアム」 ~皐月賞を考える 主幹・平井涼介~
◆皐月賞は壊れている
皐月賞のトライアル(指定戦)の1着馬が、
本番の皐月賞を勝つのは稀です。
実に、13年のロゴタイプ以来勝っていません。
ロゴタイプは、前年の朝日杯を勝ち、スプリングS
を勝って参戦した馬でした。
皐月賞は、クラシックの中でも特異なG1です。
勝ち馬のほとんどが、別路線組。
近年は特指定戦かホープフルSの、どちらかです。
◆京都改修
桜花賞がそうであるように、京都改修の期間中は、
皐月賞もイレギュラーなレースです。
京都改修が始まる前年、その一区切りとして三冠馬
を誕生させました。
20年 桜花賞 デアリングタクト(三冠馬)
20年 皐月賞 コントレイル(三冠馬)
そして、改修が始まりました。
◆桜花賞と皐月賞
改修期間中の、桜花賞と皐月賞の勝ち馬と
前走を調べてみます。
◆21年◆
桜花賞
ソダシ・・・・・・・阪神JF1着
皐月賞
エフフォ―リア・・・共同通信杯1着(特指定戦)
◆22年◆
桜花賞
スターズオンアース・・クイーンC2着(特指定戦)
皐月賞
ジオグリフ・・・・・・共同通信杯2着(特指定戦)
◆23年◆
桜花賞・・・・・・・・阪神JF1着
皐月賞・・・・・・・・ ?
今年もまた、特指定戦が狙い目になるのか?
もう少し調べてみます。
◆2才実績
この2年間の皐月賞馬には、それぞれ2才実績
がありました。
それを加味すると、今年の該当馬は1頭しか
いません。
簡単なので、各自、探してください。
ただ、その馬が1着になるとは限りません。
別な切り口から入ると、また違う馬が浮上して
きます。
そうやって2,3頭の候補馬を出し、後は枠順
が出るのを待ちます。
◆枠順
枠順が出る前までにやることは限られます。
全ては、枠順によってコントロールされて
いるからです。
重賞とは、理屈ではなく「意図」です。
だから、強いとか弱いという問題では
ありません。
道筋に合った馬が選ばれるだけです。
そして、その意図は枠順によってのみ
表現されるのです。
せっかく捻り出した理想とする馬で
あっても、枠順次第では、実力を発揮
できないで終わるケースもあります。
逆に言うと、もしその馬が正解ならば、必ず
良い配置に入るはずです。
今年は、どの枠が稼働するのか?
どの枠が「死枠」となるのか?
すでに、どの馬番が良くて、どの騎手が
目印なのか、わかっています。
馬は、与えられた馬番以上のことはしません。
今年も、それを見届けます。
枠順発表は、木曜日。
期待して待ちましょう!
主幹・平井涼介でした。
<カッパの会>
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