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AIに本音で話しかけよう

ビットランドAIの古川です。
この記事ではAIの力を引き出して、自分の仕事をより質高く、より早く進めるためのコツを紹介します。

思い切って試した本音の対話

私が初めて文章生成AIの真価を実感したのは、2022年の初め頃のことでした。
とある土曜日、家の近くにある個室ブースに行って、3時間集中してOpenAIのことを徹底的に調べるぞ!と決めた日でした。

OpenAIがGPT-3という文章生成AIを提供していて、APIを通じて使えるということは知っていたのですが、実際に使ったことはありませんでした。

そこでこの日、実際に自分の仕事で使用するサービスのキャッチコピーを作成する実験をしていました。
確かにAIは次々と面白い文章を生成してくれるのですが、どれも今ひとつピンときませんでした。

何か物足りなさを感じながら、いくつものプロンプトのバリエーションを試していたのですが、「かっこいいキャッチコピーを作って」といった簡単な指示で済ませていたところを、より具体的に、自分が本当に求めているものを言語化してみました。

「このサービスが大切にしている価値観は○○で、このサービスを通じてXXな人に、△△という気持ちを伝えたいんです。XXな人がこのサービスをワクワクして使いたくなるようなキャッチコピーを作ってください。」
と、まるで一緒に仕事をしている人に相談するように詳しく説明してみたのです。

すると驚いたことに、AIの出力ががらりと変わりました。このときの衝撃は忘れられません。

的確さ、説得力、そして何より人の心に響く言葉の選び方(少なくとも私の心には響いた!)、私が求めていたものが、そこにありました。AIの割にすごい文章ではなくて、人間と比べても遜色のない文章が作成されたことに衝撃を受けました。

AIは使う人間を鏡のように映し出す

この経験から、私はAIとのコミュニケーションについて重要な気づきを得ました。AIは単なる入力に対する出力装置ではなく、より深い対話が可能なパートナーなのです。私たちが具体的に、誠実に、そして遠慮なく自分の考えを伝えれば、それに応じてAIも的確な返事をしてくれる。つまり、こちらの素直さがAIとの対話の質を大きく左右するのです。

これは検索エンジンの使い方でもよく言われることですが、求める情報に辿り着くためには、まず自分が何を知りたいのかを明確に言語化する必要があります。
AIとの対話も同じです。

  • こんなことを聞いたら恥ずかしいかも

  • こんなことも知らないのかって思われるかも

  • もっと簡単な質問にすべきかも

といった遠慮によって、実は私たちの可能性を狭めているのかもしれません。

聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥、ということわざもありますが、そもそも聞くことすらAIであれば恥でさえないわけです。

知らず知らずのうちに諦めてしまっていたこと、本当はやりたかったけど胸の奥にしまいこんだ考えなどを全部AIに伝えてみましょう。きっと新しい気づきが得られるはずです。

明日からできる、対話の質を高める方法

普段なら控えめになってしまうような質問や相談も、思い切って具体的に伝えてみましょう。
その方が、AIはずっと役立つパートナーになってくれるはずです。

そして、そうした経験を重ねることで、AIとの対話の幅が広がるだけでなく、自分の考えを整理し、言語化する力も自然と身についていくはずです。

私たちの可能性は、素直に語ることから始まります。

ぜひ今日から「AIに本音で話しかけよう」を実践してみてください。



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