人間関係リセット症候群

はじめに

この症状は、人間関係を原因に、人と深い関係が築けない、トラブルがあるとすぐに連絡先を消す、人間関係をリセットをするために何度も転職癖があるといった症状らしい。この症状を聞いたとき、なんて都合がいい病名だと思った。しかし、気がついていなかっただけでこの症状は私に当てはまっていた。
以下は、私が実際に人間関係リセット症候群に当てはまっているのではないかと思った事柄を挙げる。

実際にあったこと

①NOが言えない人との繋がりを消す

私は、人にNOが言えず、限界まで我慢して、相手に嫌という意思表示をすることが面倒だと思っているので、耐えられなくなったら黙って連絡先を消すということをしていた。
結果として、毎回縁を切ったあとに後悔する。

②予定を飛びたくなる

未遂ではあったが、決まっていた予定を飛んで、関連がある友人との縁を切ろうとしていたこともあった。そのときは、複数の友人と旅行に行くことが決まっていたときの出来事であった。どのホテルにするか、どこを観光するかもが、旅行日が近づいても何も決まっていなかった。焦った私がホテルや観光地を探して送ったり、予約を進めていたのだが、私以外誰も旅行のプランを考えていないことに、楽しみにしていたのは私だけだったのかと腹が立った。冷静に考えれば、友人たちは現地で観光先を決める手はずだったかもしれないと今ならわかる。
私自身は、調べるということが苦手であったため、旅行自体が嫌になり、LINEで体調不良だから旅行はみんなで行ってきてとの返信をしてしまった。しかし、ホテルや予約した店舗のキャンセル代がかかるとのことだったので、ギリギリまで悩んだが、旅行に行くことを決めた。

③カッとなってすぐに縁を切ってしまう

当時、友人から恋愛相談を幾度も受けていた私だったが、友人は恋人ができたことを私に黙っていた。遊びに行った際に、恋人が出来たからもう会えないと言われ、どうしてそんな大切なことを私に教えてくれなかったのかとショックを受けた。
頭がカッとなり、私たちの今までのつながりはそんなに薄っぺらいものだったのかと怒りのままに、友人との連絡先を消す旨だけを、SNSに送信した。そして、返信が来る前にSNSを全て削除してしまった。
自分を大切にしない人とのつながりが怖くなったことや、私をなんだと思っていたんだろうと腹が立ち、行動したことであったが、結果的に友人を失ってしまったことを、今もなお引きずっている。


結論

相手のことを嫌だと思ってすぐ、縁を切るのではなく、距離を置くなど、離れる選択肢にも穏便に済ませられる事象を私は大袈裟な縁の切り方をして、相手とトラブルを起こしてしまう。
その度に、もっとうまくやれなかったのかと後悔し、生活に影響を及ぼす程、精神に影響が出る。
それはとても苦しいことである。
本当に相手が私を嫌いになったのか、切る前に相手に私がどうして欲しいのか意思表示を出来なかったかなど立ち止まることが必要だったと思う。
人間関係を完璧にやることは無理なので、人と人のつながりは6分までといった認識を持って、己の後悔を減らしていきたい。
これらが、人間関係リセット症候群という悩みから開放されるために私が考えることである。

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