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【GK/DF編】偏見まみれの横浜FC選手寸評2025
毎年こういうの書いては完走できずに途中で失踪ということを繰り返しているのですが、今年も懲りずにチャレンジします。
一部の方は知ってくれているかと思いますが、昨年までやっていたニックネームっぽいものを1人1人に付けるのはもう辞めます。あれ面倒だし。
あと純粋な能力への評価というより余談まみれなので体に合わない方は至急服毒を中止してください。
今回はGK/DF編です。MF/FW編は筆者の気分が乗っていたらいつか書きます。(多分失踪します。)
【GK】
1.フェリペメギオラーロ
昨季、ブローダーセンという偉大なるドイツの男を失って悲しみにくれるフリエサポの前に突如として現れた謎のブラジル人。
“ブラジルA代表招集歴有り”という“ご飯おかわり無料”ばりにそそられるワードを携えた男は秘密兵器として期待されていたが、普通に秘密のままシーズンが終わった。
ちなみに代表招集された時はGKの招集枠が3つしか無く、彼以外の残り2枠はイングランドのプレミアリーグでプレーするアリソン(リバプール)とエデルソン(マンチェスターシティ)だったので普通にすごい。まあブラジル代表の来日と言っても日本のオールドサッカーファンはJリーグ黎明期にジーコ来日というとんでも体験をしているので今更感ではあるが。
ベールに包まれたままとは言え、ブラジル代表に招集されたりJリーグ強豪のヴィッセル神戸に加入したりと何かしら光るポテンシャルがあるとは思われるので、せめて今シーズンはベールの下の正体を少しでも目撃できたら嬉しい。
ちなみに筆者は彼のことをフェリペでもメギオラーロでも無く、ペメギオの部分で呼びたい。ドラクエの呪文っぽくない?ドラクエやったことないけど。
さあ皆さんご一緒に。ペメギオ、ペメギオ!
21.市川暉記
神奈川県の足柄郡という四捨五入したら静岡県民にもなれるし湘南の男にもなれるくらいには県内でも割と左側寄りに位置する地域で生まれた男。
2017年の加入以降は年に何回か姿を現し、きらりと光るものとヒヤヒヤするものを両方見せて我々サポーターの心を湘南の波ばりに揺れ動かすという選手だったが、昨季はスタメンを勝ち取って大きな飛躍。
J2リーグ2位となる19のクリーンシートを記録し、絶対的な守護神に飢えるフリエサポの渇きを大いに潤してくれた。
190cmの日本人離れした高身長を生かしたセービングを見せてくれるし、顔が小さくてスタイルが良い。彼のインスタの過去投稿にある着物姿とかもう着こなしがエグい。そんな市川自身もアパレルブランドを立ち上げているらしいので是非皆さん買い物しましょう。
また、彼のチャントのメロディはよくテレビ番組とかで流れているのを聴いたことがあるくらいポピュラーなので歌いやすいが、曲名が何なのか分からないのでモヤッとする。
こういう聴いたことある系のBGMって歌詞検索しようがないし、鼻歌検索とか出来るのか分からないし、調べようがなくてモヤモヤだけが残る。
きっと今季もこのメロディを口ずさみながら曲名何だろうというモヤモヤと市川のセーブ数が共にひたすら積み重なっていくんだろうなという気がする。
40.遠藤雅己
ビッグボイサーエンマサ。声でかニキ。これでもかというくらいマイクを持たずに地声で話をしたがる。きっと我々が知らないだけでマイクアレルギーとか持ってるんだと思う。マイク持ったら喉が痒くなるみたいな。もしくはマイクに家族を人質として取られてるんだと思う。何言ってるのかわかんないよね。俺もわかんない。
主にビルドアップ能力を売りとするプレースタイルを引っ提げて横浜FCに加入したが、レギュラーの枠が1つしかないGKというポジションの特殊性も相まって現状なかなか試合でお目にかかれない日々が続く。
それでも彼の存在感がサポーターの中で決して薄くないのは彼自身のひたむきかつ愚直なキャラクターが強烈な印象を残しているに他ならない。
今季のGKは誰が試合に絡んでくるのか全く読めない状況。まずはカップ戦でも何でも出場機会を掴み、ゴールマウスを守る姿を見たいところ。
父の遠藤雅大はかつて横浜FCで初代キャプテンを務めたため、ゆくゆくは彼がキャプテンマークを巻くことがあれば親子二代で相当な快挙になるが果たして。
ちなみに彼もnoteをやっており、都度自分の気持ちを書きしたためている。チームが上手くいかない時にサポーターが彼のnoteを見て溜飲を下げるという光景は何回も見てきた。そのうち「横浜FCを愛する皆様へ」的なJクラブお決まりのテンプレ声明文も彼から発表される時が来そう。来られたら困るんですけどね。
88.渋谷飛翔
飛翔と書いてつばさと読む。カッケェ当て字。もしかしてご両親はグラップラー刃牙の世界の住人?
高校卒業後、2013年から2016年までは横浜FCでプレーをしていたので今回の移籍は完全にお帰りなさい移籍となる。
かつては初々しいツルツルのお顔でプレーしていた彼も今やすっかり立派な髭を蓄えた男に。令和ロマンのわらべ歌に出てきそうなくらいには髭ともみあげが繋がる勢いで立派に生えている。
高校時代にはかなりの強肩を持っているという一見野球選手かのような評価をされていたり、甲府時代にはGKながらロングキックで味方へのアシストを記録したりと攻撃面での意外性を作り出しそうな予感が漂う。
ボールを持った時に一番ワクワクさせてくれそうなGKはもしかすると彼かもしれない。
ひと枠しかない試練が待ち構えているが、どのように試合に絡んできてくれるのかが楽しみで仕方がない。
しかし彼と言いかつて所属していた中塩大貴と言い、甲府から横浜FCに来る選手はやたらと後方からのビルドアップ能力に優れている男が多い。
武田信玄の国から来てるのでてっきり風林火山をバランス良く心掛けるのかと思いきや火の如く激しく攻めまくり。火火火火じゃん。
飛翔(つばさ)が火火火火じゃん。火の鳥じゃん。伝説のポケモンファイヤーじゃん。火属性の鳥って何であんなそそられるんだろうね。
【DF】
2.ンドカボニフェイス
何だかんだ横浜FCでの3年目が始まろうとしている。
昨季はゴール前に強固な壁を築いて文句無しの活躍。不動明王様。彼がピンチを凌ぐたびに筆者の脳内のキロロが「あなたの守りに何度助けられただろう」って歌い出していた。
チームの屋台骨的な守備能力は言わずもがな、なんかチームの内情とか知ってるわけじゃないけど何となくムードメーカータイプなんだろうなというのも感じる。
J1クラブ恒例のデジっちでサイドの某お調子者(MF編で紹介する人)とカメラ係をやっていた辺りは納得も納得でしかない。
この冬からは大胆なイメチェンもしており、治安ヤバめなラッパーのようなドレッドヘアーを靡かせてピッチを駆けている。ドレッドヘアーってお手入れ大変そうだよね。
正直個人的にはキャプテンか副キャプテンの役職持ちになるかと思っていたが、そこの予想は普通に外れた。とは言え、DFリーダーとしての働きを求められていることに変わりは無いと思うので今季はJ1のゴリゴリなFWたちとバチバチに競り合う姿をたくさん目にしたい。(って言ったけど考えたら彼がバチバチになってるってことはチームがピンチ迎えてる時ってことだからやっぱ数はほどほどくらいであって欲しい。)
ちなみに今や普通にフリエサポの間では有名な話となっているが、彼の弟もJリーガー。鹿児島ユナイテッドFCでプレーするンドカ・チャールス。
また、妹はラグビー選手のンドカ・ジェニファ。このようにンドカ家はなかなかのスポーツ一家と言える。
更に余談にはなるが、“ンドカ”という名前はナイジェリア東南部の民族であるイボ族ルーツの名前で「人生は最高」という意味なのだとか。
そして“ボニフェイス”は善を成す人という意味で、ラテン語由来のbonum(良い)から派生している言葉だとか何とか。
彼の名前あまりにもポジティブまみれじゃん。
そして会社員の方々が年に数回貰っているボーナスの語源もこの単語らしい。
クラブは是非チームが無失点を重ねた暁には彼にボーナスを支給してあげて欲しい。どうか横浜FCでのキャリアが彼にとって最高の人生でありますように。
3.鈴木準弥
昨季J1でセンセーショナルな戦いを見せたFC町田ゼルビアより加入した選手。犬派。
SBに必要な運動量は勿論のこと、何よりも目立つ武器は右足から繰り出される半端ないキック。
とんでもない威力のキックを持っているSBというのは近年割と世界のトレンド気味ではあるが、その例に漏れず彼ももの凄いものを放り込んでくる。
ゴールの隅を突く鋭いFKや味方の頭へピンポイントで合わせる高速クロスなど…。
実は町田の記念すべきJ1初ゴールは彼が蹴ったPKで、GKの手を弾き飛ばす勢いのパワーシュートだった。
昨季まで在籍していたフニャフニャしながらえげつないパスをぶち込んでくる生き物(中村拓海)がセレッソ大阪に移籍してしまったため、彼に求められる働きぶりというのはそのフニャフニャ同様に展開をガラッと変える凄い一撃を放り込むことだろう。
無難に考えれば右のWBとして出場し、サイドを駆け上がってクロスを放り込んでもらうタスクだろうが実際は果たして…。
ガッツ溢れる会社の上司によくありがちなイカしたツーブロックの髪型にちょび髭を蓄え、がっしりした体つきをしているのでなかなか威圧感が漂ってくるものの本人的にはあまり目立つことが得意では無いのだとか。
このチームは(数人のやかましいのを除いて)割とおとなしめの選手もいる印象なので、そういう意味では彼にとって割と居心地が悪くない環境という可能性もある。
とは言え、ピッチ内では彼の出したいものを全力で発揮してくれたら観ているこちらとしてはとても楽しいサッカーを拝めそうなので是非その右足から繰り出される展開に目を輝かせたい。
一文目でサラッと書いてしまったが、超が付くほどの犬派であることが窺える。
彼の愛犬の名前はぽてとちゃん。時折SNSに写真も上がっているし、何ならぽてとちゃん専用のインスタグラムアカウントもある。見ているだけで心が洗われる。
気になる方は自分で探してください。苦労せずして簡単に可愛いを供給しようとか甘えんなよ。可愛いワンちゃんを見るにはそれ相応の努力をせい。
5.福森晃斗
-あの男が、帰ってくる!-
みたいな、映画でよくありがちな冒頭の紹介文を思わず載せたくなってしまう。
というか2年連続でコンサドーレ札幌から借りている身だから帰ってくるとかいうのも違うけどね。札幌方面の皆さんごめんなさい。
CBなのに昨季のJ2アシスト王に輝くという本当に意味が分からないことをしている方。
左足から繰り出されるパスやプレースキックは日本人屈指と評されることもあり、横浜FCに於いても存分に猛威を振るった。
そんな彼に敬意を表して幾つかのメディアではよく二つ名が付けられたりしていたが、「悪魔の左足」とか「魔法の左足」とか「ダイヤモンドの左足」とか「めっちゃ凄い左足」とか「中臣鎌足」とか「焼きたてのハマグリ」とか「もうすぐ夏祭り」とか「この胸の高鳴りは…何?」とか、何か色々と表記揺れがあった。
今季はそこの表記統一も大きな課題となってくるだろう。
左足の悪魔とか言ったらチェンソーマンみたいでカッコよくない?
-左足の悪魔、J1に上陸-
的な。ダメ?世代じゃない人もいるかもだから「左足の悪魔超人」とかそっちの言い回しも考えた方がいい?左足の悪魔超人、レフトマン…。いややっぱダサいから辞めとく。
…そう言えば福森さん、フリ丸と内藤哲也のポーズしてたね。今年はアレを試合の中で見れたら良いなあ…。
ちなみに福森が札幌時代にそのポーズをしていた時は内藤哲也本人の耳に伝わっていたみたいです。
内藤哲也さん、是非三ツ沢にお越しください。そしてお願いなので横浜FCがピンチの際は是非相手チームの選手にデスティーノ食らわせてください。いや本当に。
後半福森の話してなくね?
16.伊藤槙人
(多分)、横浜FCに意外とあんまいない系統のハンサムフェイス。写真撮影でフリ丸と冗談混じりに「まーきとっ」とかやってたけど普通に顔がハンサムすぎるのでマジでLove so sweetが流れ始めた。嵐ってたまにカラオケで歌うと楽しいよね。ちなみに皆さんは花より男子の嵐の曲といえばLove so sweet派ですか?One Love派ですか?WISH派は去れ。
かつては横浜ダービーの宿敵関係にある横浜F・マリノスに所属していたが、間にジュビロ磐田とかいう神奈川県ですらないグリーンティー成分をワンクッション挟んでこちらへやって来た。(というか最近和田拓也等が直接来てる時点で別にタブーとか無いけど)
特に対人の強さを売りにして渡り歩いて来たという選手なので、アグレッシブにガツンと当たりに行くプレーは見どころがあるかもしれない。
また、今季の10月で33歳になるベテランでもあるため、特に経験値的な面でチームを支えることも同様に期待されているとは思う。
ンドカに守備陣を引っ張ってもらいたい期待はあるにせよ、1人だけに負担を押し付けるというのも酷ではあるので彼のような存在がプラスに働いてくれたらDF陣に好循環が生まれるような気がしてならない。
ちなみに彼の出身地は静岡県浜松市。ここ最近の横浜FCでプレーしていた松浦拓弥や袴田裕太郎らも浜松市出身だったので、何だかんだ地味に横浜FCとの縁がある。
しれっと浜松市に横浜FCユース支部とか作ってもバレないんじゃね?ジュビロも水色だし。いっぱい乱獲するぞー!(しなこ)
19.ヴァンイヤーデンショーン
個性的な名前に190cm超えの身長。父親はカナダ人で整った顔立ちを持っているというスター候補生になり得る属性てんこ盛りの男。
もし人間を作っているのが神様なんだとしたら、彼を作った神は恐らく酒をがぶ飲みした後のテンションそのままで属性を盛り込んだとしか思えない。
アンダー世代では度々日本代表に絡んでくるなど素質を評価されていたが、プロサッカー選手としてデビューして以降は日々研鑽というキャリアを過ごしている。
とは言え、2023年にはカップ戦に於いて結構な本気メンバーを擁してきたサンフレッチェ広島相手にCBの一角として出場し、クリーンシート勝利という大金星をあげるという働きを見せており、サポーターとしてはロマンをBETしたくなる魅力がまだまだ隠されている。
昨季はY.S.C.C.横浜にレンタル移籍し、怪我で試合に絡めない時期はあったもののプロサッカー選手としての経験値を積む年には出来たと思う。
今年の4月になってもまだ21歳なので観ているこちらが焦る時期では無いのかもしれないが、これだけのロマン溢れる選手なので早く大化けして欲しいなと焦燥感に駆られてしまう。
あまり詳しいことは分からないが、昨季シーズンが終わった後に彼の呼び戻しを発表し、わざわざ今季から横浜FCでプレーすると公式リリースが出ているくらいだから彼を既に立派な戦力の一員としてみなしていると信じたい気持ちがある。
CB陣には中堅〜ベテランの割合が多いため、色んなものを吸収していずれは未来を担って欲しいばかり。
ちなみにスペインの名門ことレアル・マドリードCFが好きみたいで、度々彼のSNSにはその旨が投稿されがち。
そういう情報明かしたこちらがお願いするのも何ですが、サポーターの中にバルサ好きな人やアトレティコ好きな人がいてもどうか彼のことは大目に見てやってください。
22.岩武克弥
もう本当に時の流れは早いもので、ついこの前加入したばかりと思う人も多いだろうがそれは2021年の話。
ここ数年は全体的に入れ替わりが激しい傾向にあるチームに於いてかなりの古参現役選手となっている。
当初はSBが主戦場の選手として加入してきたが、気が付けばCB起用が主流に。CBとしては低い身長であるものの、そのハンデを感じさせない身体能力とクレバーさが光る。
近年の横浜FCを支えてきたと言っても過言ではない大黒柱ぶりだったが、昨季は膝前十字靭帯損傷という大きな怪我に直面。サッカー選手として困難な試練に立ち向かっている。
かつてJ1で2位に位置するトップスピード(23年:35.2km/h)を記録した男が十字靭帯を損傷するというのは復帰後のコンディションが不安になるばかりだが、我々サポーターこそポジティブに彼の背中を後押しする必要がある。
チームが安定した戦いをするためには遅かれ早かれ彼のリカバリー能力が必要不可欠になると思うので、首を長くして帰還を待ちたい。
彼の動向を追っていると色々な選手と密にコミュニケーションを取っている姿が見受けられるので、多分ものすごい人が良いんだろうなと想像が付く。クラスの端っこにいる友達がいないタイプとかにも話しかけてくれそうで良い。筆者も友達が少ないので優しくして欲しい。冷たい水をください。できたら愛してください。
また、かなりの中村俊輔信者らしく、幼少期から憧れていたことを度々公言している。
2023年のシーズンオフに結婚式を挙げているが、勿論俊輔もそこに出席していた。幼少期に憧れていた人が結婚式に参列してくれる未来が来るって幸せこの上無さすぎる。ホンマどんだけ徳を積んだんだよ。やっぱ良い人なんだ。
ほとんど筆者の偏見で良い人アピールしすぎているけど大丈夫ですか?重荷になっていませんか?
岩武選手、負担すごいからやめて欲しいというようでしたらご連絡をください。悪い人に修正しておきますので。
27.レオバイーア
昨季ツエーゲン金沢より加入した謎の男。
ドリブルとクロスの精度に自信があるとのことだが、GKのペメギオ同様試合で姿を見ることが無いまま1年を終えた。
どうやら怪我の影響が長引きがちらしく、なかなか練習でもお目にかかれないのだとか。
今季もしお目にかかることがあればその時は是非ともワクワクするクロス放り込みを見てみたい。
昨季加入時にクラブからのインタビューに答えており、憧れの選手は最近引退を表明した元レアル・マドリードCF等のマルセロらしい。ブラジル生まれで足技に自信がある選手ってだいたいネイマールに憧れるパターンかマルセロに憧れるパターンかの二択になってそうだね。どっちもサッカー楽しんでそう。
また、誰にも言えない秘密は?という質問に対して苦笑いしながら「それはここでは言えないよ!」と答えていた。そりゃそうだ。至極正論です。こんな質問考えた奴は大いに反省しなさい。
相当に家族のことを愛しているらしく、その家族が来日していないことに悩んでいるらしい。単身赴任なのかな?
家族の生活を支えるために一人異国の地で孤軍奮闘するその姿は単身赴任フリエサポの星となるかもしれない。
頑張れ、世の中のお父さんたち。
30.山﨑浩介
サガン鳥栖より新たに加入したCB。フリエサポにとってはもはや安心安全ブランドの明治大学出身。
能力的には何か尖ったものがあるというよりかはある程度多くのタスクをそつなくこなすようなバランスの良い選手だとかなんとか。(それでも聞く人によってはスピードが印象に残っているという意見もあったりするが)
3バックだと仮定したらある程度どの位置を任せてもそつなくこなしてくれそうな期待があるので四方田監督が彼をどう料理するかが見もの。
ンドカとは大宮アルディージャのユース時代の戦友で、岩武とは明治大学サッカー部時代の戦友。ンドカ、岩武、山﨑で3バックを組むことがあれば戦友3バックの完成。或いは戦友の戦友は戦友シフトというべきか。
クラブから幾つかの媒体でリリースされているQ&A的なものを拝見したが、自分の性格を評するなら真面目でよく好む服のブランドはユニクロ、好きな芸人は令和ロマンで好きな漫画はONE PIECE、そして好きな食べ物はカレーとかなりプレーンな人間。同世代の平均値を取ったような感覚の持ち主という印象。
それはもう逆に安心するよね。近年、このチームの選手たちは良くも悪くもキャラクターの味付けが少々濃いめなところが否定できなかったので、もし彼が筆者の見込み通りプレーン味の人間だとしたらもうホッとする。落ち着く。ヨーグルトだって結局プレーン味が一番正義だからね。
でもヨーグルトは一見プレーンと見せかけて実は乳酸菌だの何だの色んなものが成分に入っている。
彼も蓋を開けたら実はそんな選手だったりしたらすごい嬉しい。クラブが健康になる栄養がたくさん詰まってますよ、みたいな。
ヨーグルトの蓋の裏側ってついつい少しだけついてるヨーグルト舐め取っちゃうよね。え、俺だけ?
46.佐藤颯真
今回ここに名を連ねているが、厳密にいうと彼は2026年加入内定組。2023年に内定させて昨年はカップ戦で試合出場も果たしているのだからかなりクラブが惚れ込んでいることが窺える。
あとは単位が残っていればきっちり取って大学卒業に向けて頑張って欲しいばかり。既に問題無いのであれば余計なお世話ですね。すみません。1/17のハマプレ無料記事で「合格出来たら単位を取り終わるテストがあるのでキャンプを抜ける」と言っていたが果たして…。
彼についての評価を調べてみると、大学サッカーの試合を見ていた方による“スピードがあってマンマークが強い”という証言や中村俊輔によるクラブへの練習参加時の貪欲にボールを刈り取りに行く姿勢への高評価など楽しみな寸評ばかりが出てくる。
今季どこまで試合に絡んでくるのかは未知数だが、起爆剤的存在として君臨してくれるようなことがあれば三ツ沢の熱気はより白熱するに違いない。
小学生の頃から大学まで愛知県一筋で過ごしてきたという経歴を持っているが、サッカー選手はアンダーカテゴリーの頃に都道府県間を平気で跨いでいるような選手ばかりなので彼のように一つの地域でキャリアを全うするというのは意外と珍しいように思える。
いよいよ愛知県を飛び出しているわけだが、食文化の違いには慣れているだろうか。愛知県の味付け尋常じゃないくらい濃いし。
愛知県一筋だからてっきり好きなYouTuberとかも愛知県拠点の東海オンエアかと思って公式サイトのプロフィールを見たら普通に大阪府拠点の夜のひと笑いでした。
意外とそんなもんなのかなみんな。
48.新保海鈴
レノファ山口でJ2屈指のサイドバックという評価を勝ち取り、満を持して移籍してきた攻撃型左SB。
そもそも昨季の山口というチーム自体が志垣監督を中心にとても面白いサッカーをしていると一部界隈で話題になっており、彼はその中で精度の高いクロスを上げたりクレバーな動きで敵陣に侵入したりと存分に暴れていた。
攻撃センスに疑いの余地は無いので、彼に関してはどちらかと言うとチームが上手く活かせるかというところが注目ポイントになってくると思う。
父親は元プロサッカー選手の田中隼磨、母親はモデルのMALIA.となかなかにインパクトの強い家系に生まれている。
彼の眼光の鋭さはどちらかと言うと母親譲りだろうか。
父親とは惜しくも親子対決が叶わなかったが、親子揃って同じ時代にJリーガーとして生きた瞬間があるという事実だけでお腹いっぱいのエピソードだろう。
また、サポーターの間では密かに「(キャラクター的に)中村拓海の後継者説」というものが持ち上がっていたりする。
1月に実施されたクラブの新体制発表会見において毎年お馴染みの新加入選手に対する質疑コーナーがあり、そこで加入の決め手を聞かれた彼は気怠そうにマイクを持ちながら「オファーを貰ったので、はい…」と回答。
近くに座っていた山﨑、武蔵、駒井が「こいつマジか」みたいな感じで笑ってリアクションをしていたのが印象的だった。
そしてクラブ公式サイトのプロフィール欄にあるアンケートもほとんど無回答。確かにこれは“ヤツ”っぽさがチラ見えする…。
まあ、全員が全員暑苦しかったら普通に体調悪くなるからね。(?)
こういう存在も大切です。特に夏とかはなるべく暑苦しいヤツを視界から避けてずっと新保だけを見ていたい。見てるこっちが涼しくなりそうだし。
HEY-SMITHのSummer Breezeとか聴きながらずっと彼のプレーを見る夏でありたい。
反面、こういう選手が熱さを爆発させる瞬間を目にできるのもまた楽しいので是非そんな試合が訪れて欲しい。
50.秦樹
樹と書いてジュイと読む。カッコよくて良いよね、ジュイ。最近の子ってやっぱみんな個性的な名前なのかしら。一周回って五郎左衛門とかいたりするのかしら。
ちなみに大半のフリエサポは不思議とこの漢字を見ると「タツキ」と読んでしまう。何でだろう、不思議だね。忘れちゃいけない何かを忘れている気がする。あれ、涙が出てきた…。
彼はユースからの昇格組だが、横浜FCユースと言えば昨季のU-18プレミアリーグEAST(高校年代のサッカーチームが鎬を削るリーグ戦の最高峰。EASTとWESTに分かれており、高校サッカー部とJクラブユースが入り混じっている)にて優勝という快挙を成し遂げた高校年代屈指の集団。
そんなクラブ史にも残る快挙を成し遂げたチームから実績を引っ提げて昇格してきた辺り、並大抵の選手ではないことが見て取れる。
同年代同士の試合では競り合いの強さや粘り強い守備などを武器に最終ラインに立ちはだかっていたが、トップチーム参加後のキャンプでは日々プロサッカーというものを肌で感じながら必死に食らいつく充実した生活を送っている模様。
おそらくまずはプロにも負けない体作りとプレースピードの速さに慣れることが最優先になっていくと思われる。
そして少しずつでもサポーターの前に姿を見せてくれたら我々は一つの成長ストーリーとして美味しい酒を飲みながら彼の行く末を見守りたい。ファイトだ、ジュイ。
彼のプロフィールを見ると好きなアーティストがRADWIMPSで最近よく聴く曲が最大公約数となっていた。
これさすがにRADの最大公約数ってことだよね?だとしたらジュイが生まれたのは2007年、この曲が出たのは2006年なので彼が生まれる前の曲ということになる。
よくそんな曲知ってんな〜と思わず感心して興味を持ってしまったが、この構図にデジャブを感じる。
最近筆者はおじ様おば様がたくさんいるスナックに飲みに行き、その方々の世代曲を歌ってよく知ってるね〜と褒めてもらうという哀れな自己肯定感上昇方法に味を占めているが、今筆者がジュイに対してそのおじ様と同じことをしているのだ。
あれ?俺もうおじさんなの?涙が出てきた…。
以上となります。
今年も楽しみですね、横浜FC。
続きは書けたら書きます。出来れば。