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【MF/FW編】偏見まみれの横浜FC選手寸評2025
GK/DF編はこちらから。
奇跡的に失踪しませんでした。普通に今週仕事が暇気味だったのでこっそりサボって書き進めたりしてました。何してんだろうね一体。
【MF】
4.ユーリララ
加入当初は可愛い名前に対してビジュアルイカつ〜という印象だったが、さすがに3年目ともなると見た目も愛くるしく思えてきた。
非常に子供人気が高いらしく、それはもう納得でしかない。子供に好かれそうな分かりやすいアイコン的ビジュアルしてるし。横浜の子供はカブト虫と同じくらいユーリの見た目とプレーが好きそう。
幾ら何でもおヒゲがマリオすぎるので、毎年ハロウィンの時期に選手コスプレ企画を無理矢理実行する川崎フロンターレにいたら赤い帽子を被ってオーバーオールを着ているんだろうなと思う。もちろん移籍してほしくないけどマリオの格好したユーリを見たい気持ちはある。
中盤の番人として敵の攻撃を潰していく姿はもはやお馴染みだが、それに加えて3列目からの飛び出しというプレースタイルも副次的に兼ね備えている。
身長は173cmと特別高いわけではないが、やたらと空いているスペースを見つけて飛び込んで的確なヘディングシュートをかますシーンが目立つ。これも彼が持つセンスなんだろう。
その気になれば1人でショートカウンターを完結させられそうな力を持っている貴重な存在。2年間ボランチコンビを組んで鉄板となりつつあった相方の井上潮音がチームを去ってしまったが、恐らくメインでコンビを組むことになるであろう駒井や小倉とバランスを取りつつの攻守ハードワークに超期待。
ちなみに彼の今季のプライベート目標は「家を買う」らしい。不動産業界勤めのフリエサポの方はいませんかーーー!?出番です!!ブラジルから家族共々来日されている男性の方に望ましいお家をプレゼンするチャンスですよ!!さあ!!お家を探して!!
6.駒井善成
コンサドーレ札幌から加入して早々にキャプテンの大役を任された中盤のリンクマン。
京都サンガF.C.のユース・トップチーム出身で、若かりし頃は古都のメッシと称されるくらいにドリブル技術で高い評価を受けていた。
加えて、豊富な運動量と高い戦術理解度故のフィールドプレーヤーポジションをどこでもこなせるポリバレント性も非常に評価されている。
ミシャ式サッカーへの解像度がとてつもなく高い見立ての選手なので、ミシャ式を踏襲している四方田監督からすれば福森と彼を手中に収められているというのは盆と正月が一緒に来たようなもの、至れり尽くせり、焼肉定食だろう。ことわざの使い方合ってる?
一応色んな方の意見を見ているとツーボランチのスタメン候補一番手という前評判が多いが、ポリバレント性の高さ故にある意味どこのポジション起用になるかが一番読めない選手。彼がシーズンを通してどういう役回りで計算されるのかというのは戦術好きな人からしたら楽しみでしかない要素だろう。
実は京都ユース時代の同期には現在競馬騎手をやっており、昨年の天皇賞(春)を制した菱田裕二という変わり種の有名人がいる。
菱田はそのレースでテーオーロイヤルという馬に乗り、長距離コースにて失速しないどころかむしろ最後のラストスパートでグングンとスピードを上げてぶっちぎりでゴールして栄冠を掴み取った。(ちなみに筆者はこの日競馬で7000円負けた。)
駒井もそんな同期のようにリーグ戦終盤まで全速力で駆け抜け、チームを導いて欲しいものだ。そして菱田には今年是非とも筆者の7000円を取り返させて欲しいものだ。
ちなみにマリオカートの腕前はかなりのものらしく、札幌時代にはYouTubeにてこまちん14の名前でゲーム実況動画をあげていたとか。そういえば昨季、選手がマリオパーティをプレイする動画なら公式からあがっていたが、今年はもしかすると…。
8.山根永遠
横浜FCにとって色々な思いが詰まっている背番号8を昨季から背負うサイドのガソリンタンク。ひとたび試合に出れば疲れ知らずのスタミナを存分に発揮してフルタイム上下動し続ける。
そして敵陣に入ったらとにかくクロスを上げる。尋常じゃない数上げる。恐らくクロスを上げた数だけ徳が積まれると認識している可能性もある。
どれくらいクロスを上げるのかというと、昨季の彼のクロス総数が251なのだが、これは次点の選手に70本もの差をつけて堂々の1位。(ちなみにその時の2位は今季から横浜FC所属の新保で181本。)
昨季のJ1のクロス総数トップの選手が159本、J3のクロス総数トップの選手が164本なのでやっぱり山根の本数はどうかしている。
更にデータを見ていくと、彼の1試合辺り平均クロス数は7本。J1の平均トップが4.5本。J3の平均トップが4.9本。1試合90分としたらおおよそ12〜13分に1回はクロスを蹴っている計算。やっぱりどうかしている。
サウナ好きの方はご存知かと思われるが、サウナ室には何故かだいたい12分を計れる時計が設置されている。つまり単純に考えたらサウナの時計が一周する間に山根が1回クロスを上げる理屈になる。ということは山根のクロス1回分はサウナ1回分になる。まあ山根の熱苦しさってほぼサウナみたいなもんだよね。あわよくばそのまま攻撃も整えてくれ。
その情熱たぎる強烈なキャラクターで加入後即たちまち高い人気を獲得し、昨季と今季で発表されたユニフォームの売り上げランキング途中経過では見事2年連続上位入り。
お隣の横浜F・マリノスがACLで対戦する相手チームがSNSで載せた煽りムービーに何故か無関係なのに勝手に登場させられたり、チームが乱闘騒ぎになってる中誰にも手を出さずに後ろで謎にシャドーボクシングをやりまくっていたりと何気おもしろエピソード生産者でもある。ていうか山根って名字でボクシングしたら別の人が脳裏によぎるのよ。
昨季シーズン終了後にSNSで契約更改するかどうかで一番良くないタイプの匂わせ方をしてサポーターを惑わせるという小悪魔的要素も見せたが、ピッチの中では本物の悪魔として敵の脅威になってくれ。(あとSNSの使い方は一度怒られてくれ。)
14.中野嘉大
昨季はレンタル移籍の身でプレーしていたが、今季より完全移籍に移行して引き続きのプレーが決定。
元々左サイドから切れ味鋭いドリブルでカットインしてシュートというプレーに強みを見出しており、ベガルタ仙台時代には相手DFを複数人ぶち抜いてのスーパーミドルという凄いプレーも見せたりしていた。
横浜FCでも綺麗なカットインからのゴールシーンがあったりと細かいタッチで敵陣を侵攻する場面は何回か見られたが、それと同時に攻守のバランサーとしての立ち回りでも堅実な仕事ぶりを見せつけた。
特に横浜FCの左サイドは後ろに福森という攻撃性能にステータスを振り気味のCBがいる特殊な環境のため、尚更彼のポジションはバランサーとしての慎重な立ち振る舞いが必要な時が訪れる。
今季は若い時程の派手なプレーを目にすることができるかは定かではないが、周りを見る冷静さと自他共に認めるサッカーオタクぶりから来る思考力をどこまでピッチに反映させ、いぶし銀の働きを見せてくれるのかが肝になりそう。勿論お馴染みの綺麗なカットインシュートも見られたら尚のこと嬉しい。
昨季見ていた印象としては性格はかなりシャイな方。彼が試合のヒーローになってゴール裏に来た際、応援団特有の陽キャノリにオロオロしながら応えている姿がとても儚げだった。女性フリエサポに守ってあげたくなる選手ランキングとかでアンケート取ったら普通に上位に来そう。
あと地味に可愛らしい絵を描く。昨季、選手にフリ丸の絵を描かせるノリが何回かあったが、個人的には彼の描くフリ丸が一番可愛らしかった記憶。
もう次回のフリ丸LINEスタンプは全部彼に絵を描いてもらうでも良いんじゃないでしょうか。ダメ?
17.新井瑞希
もはやすっかりその呼び名も定着したであろうみずきゅん。今年で28歳になるので正直一般的にはきゅんと呼ぶのもかなりキツい年齢ではあるが、そんな違和感を抱かせないのも彼の年齢にそぐわぬベビーフェイスぶりがそうさせているのだと思う。
一応筆者と同い年なのにあまりにもビジュアルの差がありすぎてこの世界は残酷すぎる。一旦泣きますね。
東京ヴェルディ1969時代には日本人離れしたドリブルスキルを見せつけており、なかなか手が付けられない存在であったが横浜FCに加入してからはなかなか爪痕を残せずに苦労の日々が続いている。
サポーターの間では退団するという予想も囁かれたが、彼は残ることを選んだ。昨季まで共にプレーし、切磋琢磨したであろう偉大な先輩武田英二郎の17番を背負うことを決めて。
過程がどうであれ、現在の彼が不退転の覚悟を持ってこのチームで挑戦することを決めたのであれば細かいことは抜きにして声援で後押ししたい。左サイドのポジションは特に争いが混沌を極める気がしてならないが、大暴れしてくれたら嬉しいものだ。
ちなみに彼も犬派。愛犬はティーカッププードルのにゃむちゃん。DFの準弥同様ワンちゃん専用インスタグラムアカウントがある。もはやこれにゃむちゃんが自分で投稿してる可能性は無い?
このチームは他にもまだまだワンちゃんを飼っている選手がたくさんいそうなので、昨季クラブ公式YouTubeで上がっていた井上潮音と山根のワンちゃん散歩動画の第二弾が見れるかもですね。
20.村田透馬
興國高校出身、FC岐阜でプロキャリアスタート、左サイドのアタッカーという特徴は現在フランスのスタッド・レンヌでプレーする古橋享梧と共通している。あまりに一致している点が多すぎて筆者の頭の中のミルクボーイも「その特徴は古橋やないか」と漫才を始め出す。
昨季は久しぶりのJ2挑戦+不慣れであろうWB起用(しかも中野のところにて書いた通り割と重めのタスク)という未知数なことが多かった故か、苦しむ時間も少なくは無かった。
その一方で得意のドリブルが爆発する瞬間も目立っていたと言える。
シーズンであげた2ゴールは1つがユニフォームを引っ張られながらも強引にドリブルしてからの劇的同点ゴール、もう1つが敵陣で足裏を使っての切り返しをした後に逆足で豪快なミドルとどちらもスーパーゴール。スターの片鱗を見せつけられたような気がした。
今季は初となるJ1挑戦だが、一刻も早くスピード感や強度にフィットして欲しいところ。髪色は昨年より落ち着いたが、それに反比例するかのごとくプレーはド派手に爆発してくれたら頼もしい限り。そしてあわよくば守備タスク少なめのシャドー起用でたくさんプレーを見てみたい。
クラブ公式YouTubeでは遠藤雅、森、室井とマリオパーティ対決をしていたが、彼ら3人がマリパ歴0年なのに対して村田は15年。そして案の定村田が優勝。ゲームバランス崩壊してんじゃねーか。今季も同じ企画やるのなら村田だけ目隠しハンデとか与えましょう。
また、クラブが昨季こどもの日に企画した「選手の子供の頃の写真展」では村田透馬の名前と共に女の子のような風貌をした子供がドレスを着ている写真が飾られており、サポーターが騒然とした。筆者の頭の中にもタモリさん(世にも奇妙な物語ver)が出てきた。
そして室井曰く村田はスケベらしい。筆者の頭の中にも入浴姿をのび太に見られた時のしずかちゃんが出てきた。
23.ミシェルリマ
2022年の秋、横浜FCを保有するONODERA GROUPがポルトガル2部のUDオリヴェイレンセの経営権取得を発表。それ以降このチームと横浜FCの間で頻繁に選手が行き来しており、彼もまたその一環として移籍してきた。
しかしながら試合でお目にかかることはなく、正直サポーターも未だに強みが何なのか分からないままというのが本音だろう。
189cmの恵まれたフィジカルに加え、本人がクラブ公式サイトのプロフィールで自称している強みは技術。確か昨季は強みの欄に全部とか書いてあった気がする。
過去のポジション遍歴としては攻撃的なポジションは一通りこなした経験があり、特に点を取ったシーズンはCFの起用が多かった。
これらの情報を踏まえてポジティブに解釈するならば、万能型の器用な選手なのかもしれない。
そういう選手は普通に考えたら便利屋として起用するのかもしれないが、敢えて特定のタスクに集中させてステータスを尖らせたものにするのも面白いのかもしれない。
正直何も見えてこないので妄想の域を出ない。とりあえず試合でプレーを見せてくれ。
また、昨年お子さんが産まれたらしく、彼のインスタグラムを見ていると子煩悩な様子が見て取れる。子を持つパパは強いはず、つまり強さが求められるCF起用やな。(暴論)
そして横浜FCで活躍してもらった後、ゆくゆくはお子さんをユースチームに是非加入させてもらえたら…。
さすがにそれはダメ?来日させるのはリスキー?
じゃあONODERA GROUPさん。リマのお子さんがサッカー出来る年齢になる前にブラジルのクラブも買収してください。というか世界中全大陸買収してください。(頭の悪い暴論)
28.熊倉弘貴
前橋育英高校から大学を経て加入した期待のボランチ。左足のキックが最大の武器で双子の弟もヴァンフォーレ甲府に加入した兄弟Jリーガー。…何か数年前にいた誰かを思い出すね。元気でやってんのかな…(涙)
(これもはやクラブ側もその人の幻影追ってる説無い?)
弟曰く、彼は各カテゴリーでキャプテンシーを発揮してきた人間とのことで、順当に成長すれば将来的にキャプテンマークを巻いている姿が見られるかもしれない。何ならすぐに見られる時が来るかもしれない。
大学ではCB起用もされていたとのことだが、横浜FCで本格的にレギュラー争いをするポジションはボランチとCBどちらになるのだろうか。
キック精度の高い左利きがCBを務めるというのはまさしく福森ロールの形なのでそれでも成立はさせられるだろうが、身長が180cm無いことと運動量を併せ持っていることを考えたらボランチの位置で自由に動き回ってもらう方が良いのだろうか。
恐らくカップ戦での起用から始まりそうな予感がするので、まずはそのキックがどれだけプロで通用するか楽しみにしたい。
ちなみに名前は弘貴と書くが読み方はコーキ。横浜FCのコーキと言えばサポーターとしては良い思い出しかないくらいのラッキーネーム。そういう意味では今年のルーキー組で一番伸びるのが彼だったりするのかもしれない。これ証明できたらもう今後このチームスタメン全員コーキって名前の選手で揃えへん?
そしてふと思ったのだが、このチームはキックが上手い左利き取るの好きすぎない?誰かの性癖なの?
34.小倉陽太
クラブのユースチーム出身で、大学を経てトップチームとの契約を勝ち取るという横浜FC史上初のケースで加入。
プロ1年目の昨季はレギュラー獲得とまではいかなかったが、リーグ戦でも何回か出場機会をもらっては節々で高クオリティなプレーを見せつけた。
特に大半のサポーターからするとカップ戦で決めた2ゴールが鮮烈な印象かもしれないが、彼の持つ最大の強みは潰し屋としての能力とロングパスの質。
昨季は2ボランチの一角で守備的な振る舞いという役回りが多かったが、自分の強みをそのまま伸ばすことができたら4-3-3の中盤アンカーというMFにとっては少々ハードなタスクもこなすことができそうな逸材に感じる。
今のチームにおいて小倉がJ1で計算できる戦力となった場合は駒井やユーリとコンビを組んだ際に彼らを気兼ねなく攻撃参加させられると思うので、完全覚醒が待ち遠しい。
ユース時代の同期には現在イングランド2部のQPRでプレーする横浜FCの最高傑作こと斉藤光毅がいる。
斉藤が小柄かつ少年のようなあどけなさを残しているのに対し、小倉は180cm超えの身長にどこか落ち着いている大人な風貌を併せ持っているので、正直この2人が同期というのは信じられない。
未だにその情報を見かけるたびに筆者の脳が混乱するので、クラブにはいつかその2人の対談企画とか設けてくれないかなと思う。そしたら脳がようやく学習を始めてくれるので。筆者の脳は既にAIにコールド負けしている。
また、彼は歌が上手い。ハマる横浜FCという番組に出演した際にはback numberの水平線を披露し、美声を響き渡らせていた。
そのうち三ツ沢のモニターに「DAM channelをご覧の皆さんこんにちは。小倉陽太です。」みたいなカラオケで常時流れている映像的なのが流れても不思議じゃない。
39.遠藤貴成
中学まではアルビレックス新潟アカデミー、高校は東福岡高、そして大学は桐蔭横浜大と日本各地を渡り歩いた末に加入した右サイドのアタッカー。
クラブからは走力を高く評価されており、期待通りにいけばスピードを活かしてサイドを切り裂く姿が見られるかもしれない。
かつてクラブに所属していた中山克広や松尾佑介に山下諒也など、大学サッカー経験があるサイドのスピードスターというのは横浜FCの好物な感じもするので彼もそんな先輩方のように走り続けてほしい。
彼が所属していた桐蔭横浜大と横浜FCは昨年の12月にスポーツアナリティクス分野での人材養成に向けた教育研究に関する連携協定を締結したことを発表。何か小難しそうな一文出てきた。バッテリィズの漫才中のセリフみたいなの出てきた。
要するに試合に勝つために分析するデータ研究の活動で共に手を組んで情報共有していきましょう、みたいなことだと思う。これ合ってる?
彼の加入発表は7月だったため、別にこの提携に直接どうという関係がある訳でも無さそうだが、今後クラブと大学の架け橋として多少の貢献はありそう。
最近の悩みは「家の周りに何もない」ことらしい。どんなとこ住んでんだ。もしかして仏向町の山の中とかに住んでたりする?
でも横浜って確かに同じ市の中でも割と発展具合がピンキリだよね。本当は住んでる位置的にほぼ川崎とかほぼ藤沢とかほぼ町田とかなのに、「私あの夜景で有名な横浜市民ですけど何か?」みたいなツラしてる人結構いそうだよね。そもそも横浜市民であることってステータスになるのかも分からんけど。
【FW】
7.鈴木武蔵
もしかすると新戦力組の中で最もビッグネーム補強と言えるのはこの男かもしれない。
ジャマイカ人の父を持つハーフで、並外れた身体能力を駆使して活躍してきた過去がある。
学生時代には体力テストの垂直跳びにて機械が測れる限界の90cmオーバーを叩き出し、測定不能だったなんて逸話も。キャプテン翼の世界観?
コンサドーレ札幌時代には2年連続で2桁得点を記録し、あれよあれよと言う間に日本代表と欧州移籍を経験。様々な経験を積み重ねてきた男が満を持して札幌時代の自分を知る四方田監督の元に帰ってきた。
気になるのが起用法。四方田サッカーにおいてはストライカーをワントップに置くのか、シャドーに置くのかの選択が一つの鍵になっており、ここが上手く噛み合うか噛み合わないかでFWの得点数が激しく変動しやすい印象がある。
武蔵のプレースタイル的にシャドー起用を望む声が多いように思えるが、果たしてどういった構想になるのか。
ちなみに十八番のモノマネはジャパネットたかたの高田社長のモノマネらしい。V・ファーレン長崎時代には本人の前で度々披露しており、公認を貰っていたとか何とか。しかもこれ、長崎に移籍する前からやっていたのだからもはや運命なのかもしれない。
そうなると今季はグッズ販売関係の動きを全て元札幌組に任せて良いように思える。
中野がデザインしたものを武蔵がジャパネットよろしくサポーター向けにマーケティングし、店頭では福森店長が捌いて駒井はどこかでマリオカートをやっている。完璧な布陣。
9.櫻川ソロモン
サポーターは彼のことを応援するというよりもはや見守ると言った方がしっくり来る。みんなが父、みんなが母。
191cmのフィジカルを活かして理不尽に蹂躙…と簡単に行かないのがJリーグなもので、なかなかゴールを決めきれない場面も見受けられた。
とは言え悪い印象ばかりでも無く、6月の愛媛FC戦ではアディショナルタイムに劇的な逆転ゴールを決め、サポーターを阿鼻叫喚の渦に陥れた。
サポーターが選ぶ年間MVP投票で1位になって少し会場がザワついたりもしたが、トータルの成績はともかく記憶に残るプレーをしたことは間違い無いだろう。あと親心票もあるだろうけど。
得点に結び付くかは別として味方のクロスに頭で合わせたり、相手DFを背負いながら楔のパスをワンタッチでシャドーに展開したりと度々見せるプレーからはそこまでコーディネーションの悪さを感じさせないので、どうにも諦めきれないロマンが詰まっている。
昨季はアンダーカテゴリ時代の日本代表活動の頃からの盟友である中村拓海と友情タッグトレーニングをしていたが、その拓海はチームを去ってしまった。
この2人の組み合わせはなんか鋼の錬金術師的なヤンチャ兄と優しい弟な兄弟っぽさを感じていただけに切ない。
でもこういう心優しい弟キャラってだいたいお兄ちゃんいなくなると覚醒しがちなイメージあるよね。これもしかして今季ソロモン覚醒の兆しでは?
まあでも案外蓋を開けたらJ1には一番フィットして即座にスター街道駆け上り…とか全然ありそうだよね。ソロモン、三ツ沢に駆け付けるたくさんの父ちゃんと母ちゃんが君を見守っているぞ。健やかに育て。
10.ジョアンパウロ
リマ同様にオリヴェイレンセからやってきたブラジル人アタッカー。
加入して早々にチームの劇的勝利をお膳立てする好判断アシストを伊藤翔にするなど、僅か半年程度で鮮烈なインパクトを残してきた。
筆者のサッカー観が浅いと言えばそれまでだが、いい意味で何が強みか分からない。言い方を変えれば身体能力、ゲームメイク力、シュート力などFWに欲しい要素はどれも水準が高いように思える。つまり攻撃能力のパラメーターにバラつきが無いように思えるのだ。
彼が加入して以降はコーナーキックの際にただシンプルに中に入れていたところ、福森が手前にいる彼にパスを出して弾道の綺麗なシュートを放ってもらうというサインプレーもちょいちょい見受けられた。これJ1で決まったら気持ち良いだろうなあ…。
身体能力の高さはプレーでも垣間見えるが、特にサポーターの目を引いたのは昨季彼がゴールパフォーマンスでバク宙をした時。
何かバク宙をするサッカー選手って意外と久々に見た感覚なので楽しい。(語彙力終わり散らかし)筆者は幼い頃にちょうどV6がイケイケだった世代なので、アクロバット出来る大人を見るとカッケーってなる。ロンドンハーツでバク転していたマユリカの中谷にすらカッケーなーって思ってしまった。
今季からは同じブラジルの戦友でもあり同ポジションのライバルでもあったカプリーニがRB大宮アルディージャに移籍し、10番を受け継いだ。
カプリーニの穴を感じさせない活躍はきっと出来るはず。J1でも是非バク転を見せてくれ。でも怪我には気を付けてね。
13.小川慶治朗
途中で海外移籍を挟んでいたとは言え、彼も2021年からの在籍になるのですっかり馴染みの顔になってきた。
昨季はシャドーの一角としてレギュラー級の働きをし、ゴール固め打ちの時期もあったことで結果的に7ゴールをあげた。
今年の7月で33歳を迎えるくらいベテランの域に差し掛かっているが、相変わらず攻守にスプリントを繰り返す走力は健在。
近しいタイプで有望な若手の突き上げがあるのでどこまで序列争いに絡んでくるのかは見えてこないが、どうかもうしばらくは衰え知らずの走力を保ち続けて欲しいと願うばかり。
人間性はいい意味で根っからの関西人気質という感じで、チームを明るく出来る快活さが滲み出ている。
昨季終盤、チームが失速して停滞ムードを迎えた際には髪の毛をごっそり刈って丸坊主にし、チームのLINEグループに写真投稿。ムードメーカーとしての一面を見せつけた。
そんな一面を買われてか、今季も副キャプテンに任命されている。他の役職持ちとは一味違ったリーダー像を描くことが出来る存在としてチームを根っこから支えて欲しい。
ちなみに髪の毛は現在良い感じにツンツンしてきており、ウニみたいになっている。外殻がツンツンしていて中に旨みが詰まっている姿は慶治朗そのもの。
あと何かあんまりみんなに言われない印象だけど何気普通にサーファー系のイケメンだと思うんだよな。関西人って何か慶治朗みたいなイケメンサーファー顔と島田紳助みたいな人殴ってそうな顔の2種類多くない?気のせい?これ怒られる?
15.伊藤翔
かつて和製アンリと呼ばれた男も現在は中間管理の男に。アンリと管理で韻踏みたかっただけです、ごめんなさい。
でも彼が中間管理職のごとく気の利いたプレーをするのは実際に感じていることで、年齢相応のクレバーさが年々味を増してきているように思える。
サッカーに対する言語化の上手さは度々サポーターからも称賛されており、ピッチ上の指導者を体現出来そうな頼もしい男。
昨季は良い位置にいるなあという場面が割とあり、7ゴールをあげたのもひとえにその判断力のおかげだろうか。
今年の7月で37歳を迎えるのでサッカー選手としてはかなり佳境に差し掛かってきた。正直若い時ほど満足に体が動かない場面もあるかもしれない。しかし、彼の仕事人ぶりは誰も疑いようが無い。それこそ2年前の横浜ダービーでとんでもないシュートをぶち込んだように、きっと今季もどこかで彼に手を合わせるタイミングが訪れるだろうと信じたい。
この数年見てきたイメージではあるが、割とリアリストな性格をしているので地に足付けた考えが出来るベテランというのは本当需要でしかない。日夜部下を連れ回して飲みに行き、アルコールの勢いに頼って机上の空論でしかない中身空っぽの情熱を語る世のサラリーマンはもっと彼を見習って欲しい。そんな人、あなたの周りにもいませんか?
そして彼は(多分)超が付くほどのONE PIECE好き。世代ドンピシャだもんね。
そんなONE PIECEはどうやら最近物語の核心に迫る佳境まで来ているらしい。(らしいと伝聞口調なのは、筆者自身がかなり前にONE PIECEを追うことからリタイアした故。マジでごめんなさい。)
今年のシーズン中にONE PIECEが次々と神展開を描き、続きが気になって仕方がない翔さんが夜も眠れなくなってコンディションを崩してしまわないかが心配。でもおもんない展開になってもそれはそれで翔さんのモチベが下がりそうで難しい。尾田先生、ひとつお願いします。
18.森海渡
パワーモリモリ森海渡。言いたかっただけですごめんなさい。でもパワーモリモリな選手であることには間違いないモリ。
アジリティを活かしたラインブレイカー的スタイルに加えて右足から放たれるシュートは弾丸のように鋭いモリ。
昨季は点取り屋としての期待をかけられて開幕からスタメン起用が続くも、不運な怪我により長期離脱を強いられてシーズンアウトしてしまったモリ。
それでも彼は挫けなかったモリ。チームメイトも一致団結し、「森をJ1に連れて行く」という目標の元みんなが突っ走って見事昇格を勝ち取ったモリ。
そして遂に羽ばたくチャンスが来たモリ。試合でお目にかかることがあれば昨季の悔しさをエネルギーに変え、その弾丸シュートで三ツ沢の者どもを大いに沸かせて欲しいモリ。
1年前の3月、怪我で長期離脱が発表された後に彼がポストした目標は「復帰して三ツ沢でゴールを決めてチームを勝たせる」という内容だったモリ。もしかしたらそれが実現する日はそう遠くないのかもしれないモリ。
そして彼も愛犬家モリ。名前はAce(エース)ちゃんモリ。犬種はロングコートチワワ。森のキャラクター的にピットブルとか飼ってるのかと思ったけど普通に可愛らしい小型犬だったモリ。というかピットブルってそもそも日本で売ってるの?
こちらも準弥と新井同様ワンちゃん専用インスタグラムアカウントがある。但し鍵垢。
ワンちゃんのアカウント作るのってサッカー選手の間で流行ってるの?
そしてこのチームって猫派はいないんですか?
後半クエスチョンまみれになってしまったが、とにかく彼にはピットブル級の怖さを遺憾無く発揮してくれることを期待したいばかり。
33.室井彗佑
彗星のごとく現れたサラサラヘアーのストライカー。彼を紹介する時、名前の漢字に掛けて彗星のごとく〜って使いたくなる。これ良ければ皆さんパクってください。使用料は徴収しますけど。競馬で7000円取り戻したいし。
昨季は怪我で苦しんでいる時期が何回かあったものの、試合に出れば高確率で爪痕を残すという印象の選手だった。
自慢の武器はその彗星のごときスピード。中央の位置で縦突破出来るタイプのスピードスターなのでパスの出し手次第で爆発しそうな夢がある。
身長は170cm程度と小柄だが、何気にジャンプ力があるのも魅力。
2年前まで横浜FCでプレーしていた近藤友喜とは前橋育英時代の同級生で、その近藤と入れ替わる形で横浜FCにやってきてサポーターの傷を癒しにきた。背番号も近藤のものを引き継いでいるし。
そんな室井もいよいよJ1に初挑戦。J1に初挑戦の若手が多いというだけで何かもう夢をBETしたくなる。彼がジョーカーとして機能すればチームは面白いことになりそうな予感。
ちなみに家族構成は三兄弟の末っ子らしい。あまりにも解釈一致すぎる。よく他人との会話で「兄弟姉妹いる?」「え、いるんだ〜!それっぽ〜い!or見えな〜い!」みたいなお決まりのやり取りあるけどアレ本当何なんだろうね。お前人見ただけで兄弟構成考察できんのかよって思っちゃうよね。そう言ってる側から筆者も同じことしてるんだけどさ。
村田の項目でも触れたが、彼はクラブ公式サイトのプロフィール欄で2回も村田はスケベと書いている。大事なことだから2回言ったのかな。
そんなスケベとJ1をエロエロに掻き乱す姿が是非とも見たいです。ていうかスケベって割と死語じゃない?
37.前田勘太朗
DFの秦同様、プレミアリーグEASTで優勝を果たした強豪横浜FCユースの一員。高校2年生でプロ契約を結んだ逸材。
秦と言い前田と言い、まだ高校3年生の若者が2人もトップチーム登録されているのは本当に未来が明るすぎて眩しい。オラわくわくすっぞ。
バイエルン・ミュンヘンへの短期留学の経験からか、憧れの選手にトーマス・ミュラーをあげている。
それもただ同じポジションの凄い選手だから好きという訳でも無さそうで、彼自身のプレースタイルもミュラー同様に賢さが感じられる瞬間があるのだとか。
彼が自分の言葉でメディアに考えを発信しているインタビュー等の記事を幾つか拝見したが、本当に高校生かと驚愕してしまうほどに知性が感じられ、ここまでビジョンが見えているのかと驚く。筆者が高校生の頃なんて草むらで立ちションしてるジジイのち◯ちんを遠目から見て爆笑したりしてたからね。なにこの差、辛いよ。
トップチームに上がれるだけの技術はもちろんのこと、世代の中で優れている方に位置するサッカーIQがあるので今後プロ選手と対峙して引き出しが増えてきた時にどんな化け方をするのかが楽しみで仕方がない。
カンタロウと聞くとどうしても北風小僧の寒太郎が頭に浮かぶ。あの歌って最近の子供は歌ってるんですかね?平成初期生まれの筆者は子供の頃歌った記憶がありますけど。
ここはひとつ、北風ならぬ浜風小僧の勘太朗とかいかがでしょう。浜風って書くと海沿いのチームっぽくなっちゃうよね。
いつか彼が風のごとく舞って点を量産していく姿が見たいよね。乞うご期待。
49.駒沢直哉
早稲田大学から加入した駒沢。名前は駒沢だけど早稲田出身。このイジり方をデジっちでチームメイトから頻繁にされていた。学歴厨ってあのやり取り見ただけで発狂して死んでそうだよね。
早稲田大学では生粋の点取り屋としてプレーし、関東大学リーグ2部では13得点を記録。ストライカーとしての地位を一定にして加入を決めた。
経歴としては決してエリート街道とは言い難いもので、ツエーゲン金沢のユース時代に練習が憂鬱になった時期があったこと、早稲田大学入学時に同期たちはメディアで有望選手らが加入したと騒がれていた一方で自分は目立たない存在だったこと等の経験が彼を作り上げている。
上記の一部は彼が大学時代に執筆したサッカー部のnoteによる情報だが、そのnoteには彼の目標として活躍して両親に海外旅行を奢るという一文も書かれている。
素敵やん?こんなんフリエサポのハート鷲掴みやん?フリエサポはな、兄ちゃんみたいな人間が大好きやねん。アンミカみたいな口調になってもうたって書こうとしたけどアンミカは兄ちゃんとか言わんよな、すまん。
色んな得点パターンがあるタイプのストライカーとして鳴らした学生時代の勢いそのままにプロサッカーの世界でもFW戦線に名乗りを上げてくれるとこちらとしては楽しくなる。
彼の好きな漫画はHUNTER×HUNTERらしい。翔さんの好きなONE PIECEと違ってこっちの漫画はもはや休載しすぎてて読者が気になって眠れなくなるとかいう次元に無いから彼のコンディションは心配しなくて良さそう。
ただ、逆に言えばONE PIECEの展開が熱くなった上でHUNTER×HUNTERが連載再開するというジャンプが最も熱い時期を迎えた時は横浜FCのFWがピンチになりかねない。でもHUNTER×HUNTERどうせ再開しねえし心配無いか。
いよいよJリーグ開幕だー。
エイエイオー。