最大の挫折。六本木のマッサージ屋で働いて毎週クレーム!怒られて○○になった話し。
渋谷の格安マッサージ屋で働き1年くらいすると、僕の中に他のお店でも働いてみたいという気持ちが芽生えてきた。それもそのはず、この渋谷の店のお客さんを蔑ろにする方針にうんざりしてたのと、そもそも僕はアロママッサージの施術がしたいと思ってこの業界に入ってきたのにこの店ではそれが無理だと分かってきたからだ。
アロママッサージを男性が施術するのは現実にはなかなか難しいのもあって半ば諦めもあったが、とりあえずは他の店がどんな感じか知りたいなという思いでした。
そして六本木のサウナ施設の中にあるマッサージ屋に面接に行き、渋谷の店は辞めずに掛け持ちで働く事になりました。
このお店の施術者は、全員超上手く平均10年以上は施術してきたような人ばかりでした。
そしてお客さんも渋谷の店とはなんか違う。すぐにそう感じました。場所柄なのか金持ちなお客さんが多く、芸○界のドンと呼ばれてる人や六本木ヒルズの社長なんかも常連でよくきてました。あまり人には言えない○○○のトップの方も施術する事があってその時は怖くて震えました。
正直自分なんかが、この店で働いていいのかなって。まだ1年格安マッサージ屋で働いただけでしたので、僕と他のスタッフとのレベルの違いは歴然でした。給料も格安マッサージ屋より全然良いし、この店で働けたのは奇跡だと思いました。
そして働いてすぐにそれは起こりました。
ある若い女性の方を施術してる時、はじめに、力加減を聞いたら「ちょうどいいです!」って明るく良さげな感じで言われました。安心して施術を続けると、15分後くらいに、いきなりその女性が立ち上がり「痛いんだよー」「クソがっ」「ふざんけんなっ」と豹変した様に声を荒げて、立ち上がりそのまま怒って帰ってしまったのです。原因は明らかに僕の技術不足でした。
その後も僕の施術を受けたお客さんから度々お店にクレームが入ってたりもしてました。「下手くそだと」はっきり言ったらもうお店には恥ずかしくて居れない状況でした。僕の心はズタボロです。
その後も練習をしながら、働いていたのですが
僕の技術レベルがあまりに低い事で、出勤日数を減らされてしまいました。週5だったのが、週3…そしていつの間にか週1に!ヤバい…!
泣きそう…。かなり辛かった。
でも諦めませんでした。上手くなればいいんだと。諦めが悪いのが僕の持ち味だとも思ってました。諦めなければ大丈夫!でもお店に迷惑がかかるから必死に練習して上手くなろうと。
お店のあるサウナ施設に泊まり込みして、夜中まで練習したりも。
厳しかったスタッフも僕を気遣ってみんな優しく教えてくれました。頑張ります!なんとか上手くなってこの店に貢献したい!その気持ちで練習して段々と技術は上達していきました。練習した甲斐もあって指名を取る事も増えてきました。スタッフとも一層仲良くなったり、施術も以前より自信もついて楽しくなってきました。
そして、
ある時オーナーに呼び出されこう言われました
「ごめん、やっぱり辞めてください」と
えー!!😨頭の中が真っ白になりました。
なんでやねん!?練習したのに!まだクレームきてたのか?意味がわからない…
初めてだ。クビだなんて!
その時に流石に、あー才能ないのかなって。諦めの悪い僕でもクビには完全にお手上げ。諦めるしかないなって。クビの理由はハッキリとは教えてはくれませんでしたが、恐らくクレームがきてたんでしょう。悲しい。この店は半年くらい働きました。しばらくはショックで自信をだいぶ無くしましたね。
あれから10年…クビになった店の事はいまだによく覚えています。クビにはなりましたが、働いて学んだ事は沢山ありました。
この経験はこの後もまだマッサージの仕事を諦めなかった僕の人生に活かせたと思います。
以上、マッサージ屋をクビになった過去の苦い思い出話しでした。
ここまで読んで頂きありがとうございました😊
KAPI
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