HUNTER×HUNTER38巻を読んで思ったこと。『ノブナガの勧誘』
38巻旅団の過去を読んだ思ったこと。
目的の為なら、誰でも殺す極悪集団を”演じる俳優”たちの集団。それが文字通り"幻影"旅団なのかもしれない。
思えば旅団のメンバーが殺害行為を行ったのはヨークシンでのマフィア相手、グリードアイランド、蟻編のザザンと天空闘技場のヒソカVS団長の会場の一般客くらいだったような。
旅団側からのヨークシンのマフィアもクラピカも人体収集家の巨悪の人間側であることは間違いない。
緋の眼を取り返して同胞を弔うために、他人の人体を収集行ったクラピカ・・・。
蟻も故郷の流星街にとっての悪であるのは言うまでもない。グリードアイランドはもちろん覚悟してきている人間だったからってのもあるし、実際にフェイタンフィンクスが狩ってたのは害悪プレイヤーだけの可能性もある。(実際に描写があったのはキルアにトレースを使ったプレイヤーをボコボコにしてたくらいだから)
天空闘技場もおそらく、チケット代何百万の殺し合いを見に来る連中って事からしてマフィアンコミュニティ周辺の富裕層ばっかりだから旅団からしたら悪になるのかもしれない。
クルタ族惨殺に旅団がはめられた説も濃厚になってきて、ウヴォーギンがクラピカと戦った時に「あいつら強かったよなぁ」と発言したからウヴォーは間違いなくクルタ族と戦闘していることは考察できる。今回の過去編でクロロに「悪役は俺にやらせてくれ」と発言しているのが、クルタ族惨殺の実行にせざる得ない状況でやむを得なくウヴォーが手をかけたことにかかっているのかもしれない・・・。
個人的に今回一番府に落ちたのは”ノヴナガのゴンを旅団に勧誘したシーン”
当時こんな、極悪集団にゴンが入るわけないじゃん。ノブナガもあほだな~と思ってたが、
幻影旅団が表向き極悪組織で、本当は人間に情のある自分が悪になっても善を通す組織なら
敵に拉致られてピンチの状態でも仲間の大切さをまっすぐにぶつけたノブナガのゴンの勧誘に納得がいくし、団長が気に入るというのも納得いくシーンに変わってくる。
仲間の為、善の為にマフィアの連中(クラピカ)に殺され死んでいったパクノダとウヴォーを思うと心がしんどくなってきたので書きました。
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