生き抜いていく力は12歳頃までに決まるのではないか。
私は以前から思っていることがある。
私の考えを書いておく。
生き抜いていく力は12歳ごろまでに決まるのではないか
ということだ。
自分の経験から、家族との日常や旅行などの非日常の思い出。
小学校高学年にでもなれば週末、家族と一緒に出かける事も減るだろうし
中高生になったら、部活とかもあるだろうし、尚更家族で過ごす時間は減るのではないかと思う。
てことは、実際には家族と濃密に過ごして思い出を蓄えるのは12歳くらいまでなのではないか。
それ以降は自分の世界が広がり、別の世界を持つ。
だから、私は12歳ごろまではなるべく一緒に過ごしたいと考えて現在専業主婦を選んでいる。
子が80歳まで生きるとして、そのうち家族で濃密に過ごせる期間はたったの12年くらいと考えるとどれだけ貴重で、どれだけそこがその後の人生にとって重要な時期なのかと思うからだ。
私の家庭は私が中学3年生ごろから荒れた。
きっかけはお父さんが仕事を辞めたことだった。兄の難病が発覚したのも同時期だった。
アルコール依存症になって、働かずに飲んだくれお母さんと毎日口論していてとても怖くて不安な日々が続いた。
それから私は精神が不安になり死にたいとも思うような思春期を過ごした。
今思えば兄の体調もその時が1番不安定で、生死を彷徨ったりな毎日で、悪いこと全てが重なった数年間だった。
当たり前に周りの全ての人間が兄の心配をした。
私なんて愛されてないんだ、と思うようにもなった。
けど、犯罪に走ったり、命を絶たなかったのは
それまでの家族での楽しい思い出があったからだと思う。
学校から帰ってくると、お母さんが毎日おかえりと言ってくれて
夕方には、食材を切る音が聞こえてきていい匂いがする。
お父さんは寿司屋だった為、朝早く出て夜遅かったから、夕飯は3人だったけど楽しかった。
そして夜食のフルーツとかを食べながらバラエティーを見て笑い合う。
23時ごろになり、子供たちが寝てるとお父さんがちょっとしたお土産を買って帰ってきてお母さんと隣の部屋で楽しそうに話してる声が聞こえる。
そんな普通の日常。
お父さんは月曜日しか休みがなかったけど、9月ごろ連休が取れると学校をズル休みして旅行に行く。
しかもあえて夜中に出発したりして、非日常なひとときでとても楽しかった。
とまぁ、そんな思い出があったから私は非行にも走らず
なんとか自分を取り戻すことができたし、
生き抜くことが出来たし、家庭を持つこともできたし
世の中には楽しいことがあることも知ったのだ。
だから、自らの経験から得たことは
子供にとって、12歳ごろまでの思い出や関わりがとても大事ということ
とはいえ13歳〜18歳までの家庭での悪い出来事も私のように後々の人生に大きな影響がある。
今でもひきづっている事もある。
だからそんな悪いことがない事を願う。
しかし12歳までに蓄えた幸せがあれば、乗り越えられると思う。
そのたった少ない深く関われる期間を、無駄にはしたくないし、たくさん思い出を作りたい。
いってらっしゃいも、おかえりも言ってあげたい。
家に帰れば安心できる家にしたい。
これから先何があっても、小さい頃の土台の部分が幸せならきっと生き抜いていけると思うから。
だから私は
生き抜いていく力は12歳頃までに決まるのではないか
と思います。
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