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絵を描く主婦がイラスト系記事ライターになれた経緯

こんにちは、名古屋の端からお届けします。毎日暑いですね。ボチボチ生きていられたら100点です。

今日はやっと「ライターになったきっかけ」の話をします!

もともと絵を描いていた私が、なぜライターに?とよく聞かれるので、ずっとまとめたいと思っていました。でも、なかなかまとまらないんですよね…まとまらないまま、スタートです!

出会いがすべて

GENSEKIさんのX(当時はTwitter)で、立ち上げたばかりのGENSEKIマガジンのお手伝いスタッフを、GENSEKIの登録ユーザーから募集されていました。

ちょうどその時、在宅でなんとか働かないと…と悩んでいた時期で、求人が目に飛び込み、3往復ぐらいためらってから「えいやっ!」と応募しました。イラコン応募のために登録して、佳作をいただいた後でした。

ありがたいことにすぐ採用していただき、アシスタントからスタート。他の仕事の下積みはあれど、ほぼ初めての経験ばかりでしたが、少しずつ学びながら、インタビューやメイキングなど100本強の記事を書かせてもらい、今に至ります。

とはいえ、根拠やスキルが0ではここまで続かなかったと思います。

自分の得意を洗い出す

募集があったころ、自分の環境が大きく変わり、セルフケアの一環で「自己分析」をしまくっていました。自分の「手持ちカード」が洗い出せていたタイミングだったんです。

私のデッキ構成は「絵と文」+αとわかりました。一部を例にしますね。

  • 人より多めに時間をかけ学んできたのは?
    →美術、絵、イラスト関係

  • お財布が緩みやすいのは?
    →絵、イラスト関係、本、印刷、紙雑貨、画材、ゲーム、漫画

  • しんどい時も続けられたのは?
    →絵と文、ものづくり

  • 仕事してきた分野は?
    →絵、印刷物、文と校正、接客、士業補助事務

  • 子ども時代、得意だったのは?
    →美術、技術、音楽、国語

  • ほかに特徴的なエピソードは?
    →祖父と父が読書家で、自分も図書館の本を読みまくっていた
    →祖母が俳句の先生で、中学生まで「ホトトギス」に投句していた
    →インタビューやメイキング、裏話を知るのがとても好き

「憧れ」や「やりたいこと」「ずっとやりたいと思っていること」と、妄想や希望的観測をなるべく切り離し、自分の「現実」を客観的に見れるようになりたい、ともがいていたと思います。

在宅でいきなり仕事するなら、「強み」を生かす

YouTubeやInstagramで「在宅ワークで好きなことして、稼ごう!」みたいなことが流行りましたが、実際に何かやろうとすると、よっぽどおもしろい人でないかぎり、その道で長年やってきた「プロ」で確実な仕事の座席は埋まっています。初心者は右も左もわからない状態で安くて無茶ぶりな案件や詐欺にあいがち。

そうならないためには「学び直し」でプロ並みのスキルを身に付けるか、やっぱり自分の「強み」で、お仕事に貢献する必要があります。

とはいえ今まで身に付かなかったことが、そんなにすぐ身に付けられるわけでもない。しかも今すぐ働く必要があるなら「強み」ベースでいかなくては!と思っていました。

ヤケクソだった

この時あまりにプライベートや仕事ががつらい状況で心身打ちのめされていて、毎日ほどんど起き上がれず熱が引かず、半ば死にかけのヤケクソになっていたのもよかったかもしれません。

「息子を自立できるまで育て上げる以外は、もう好きなことしかしないし、できないし、それしか続けられないだろう」と思って、道を探していました。

客観的に洗い出したスキルで、やりたいことに少しでも近づける仕事をしよう。無茶ぶりやできないことをがんばりすぎて、生活を崩してしまわないようにしよう。そうして無意識にアンテナを張っていたので、出会えた求人だったのかな、と思います。

続けられている理由

とはいえ、お仕事をいただけるようになって、適性に合っていたとしても、続かないことはあります。

続けられたのは、出会いがよかったことは前提として、「好きなこと」「凡人だからこその戦略」が功を奏したかな、と感じています。

私はたぶん、絵を描く分野では凡人です。
1の情報から10を学ぶ天才でも、1から1を学ぶかわりに10やる秀才でもなく、もしかすると100から1ぐらいしか学べないかもしれません。

なので、本やWebサイト、画材やツールの情報はたくさん追っていて、引き出しだけは多かった。それがイラスト系の記事を描く上で役立ちました。これは応募の時点で、なんとなくそうじゃないかな、と考えていました。

何も知らない分野で内容のアテもなかったら、いくら頑張ろうと仕事に貢献できることは少なかったでしょう。好きなことだから記事に必要な知識をある程度持っていたし、深堀りもしやすく、周辺資料を集めるのも楽しくスムーズにできます。本棚は自主的に集めた資料でパンパンですが、後悔はしていません 笑 これをもとに絵もうまくなってやる…とニヤニヤしています。

中断しやすいことを仕事にする

もうひとつ、「中断しやすい」ことも挙げられます。

独身の時と違って、家事や子の送迎や行事などで仕事にいつでも集中できるわけではなく、こまごまとした中断がよくあります。そういうときにパっと切り替えられるのは現状の私にとっては、絵より文でした。

泳ぎに例えると「絵」は潜水、「文」は遊泳。

絵はどんどん潜って描くので、一度中断して陸に戻るとまた潜るところからやりなおしになりがち。文はいろんなところに遊泳するけれど、中断しても再開が早い。

プロで絵を描いている人たちに話を聞くと、やはり描く技術がこの「遊泳」に近いところまで磨かれている印象があります。それができるかどうかが、仕事に向いているかの指標になるんだろうな、と考えています。

まとめ

というわけで、ライターとして続けられているのは、出会いがよかったこと、自己分析で自分の強みを理解していたこと、そしてなんだかんだ「好きなこと」を仕事にできたことが大きいです。

そして、その道を選べた自分でよかった、と思います。

毎日へこむし悩みは尽きないのですが、描く、見る、作ることが好きという自分の気持ちを生かしながら、これからも頑張ります。(絵も描きます!)

おもしろみの少ないまとめになりましたが、少しでも何か渡せていたら幸いです。読んでくださってありがとうございました。

お仕事のご縁で関わっていただいている方々、支えになっている方々やすべてのものに感謝しつつ、それではまた!


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