私が垣間見た歌舞伎の世界の話
突然入ってきた歌舞伎俳優のニュース
先日、突如として入ってきた歌舞伎俳優の無理心中のニュース。もうすでに発生から2週間ほど経っており、真相は週刊誌でいろいろ出てきているからそちらを見ればだいたいわかると思う。
件の歌舞伎俳優、お住まいが目黒ということだが、自分がかつて20年住んだ場所の近所の一軒家とのこと。こんな芸能人が住むところに20年も住んでたんだっという自分自身にも驚くし、こういったニュースの真相は都心に住んでいたからこそ違った見え方もできるということが最近解ってきた(こういった世界から距離を置きたいと思い地方移住したのだが、何かあるとやはり見えちゃうは見えちゃうんだよなぁ…)。
”梨園(りえん)”の世界と呼ばれる一般人とはかけ離れた独特な世界。今回はその”梨園の世界”についてまとめてみました。
梨園の世界に生きるものの覚悟
数年程前、仕事の関係で歌舞伎を観に行ったことがあった。国立劇場で行われた成駒家、中村鴈治郎さんの歌舞伎「神霊矢口渡」。当時所属していた組織の理事の一人が、鴈治郎さんの奥様である吾妻徳穂さんと顔見知りで、こちらの舞台に徳穂さんも来られるとのことで、観に行ってきた。
ここから先は
1,608字
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?