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振付動画を販売する事になったのは・・・

初めて自分の作品を販売したのは2020年4月20日、REQUというスキルシェアサービスでした

コロナ感染が広がり緊急事態宣言などでダンススタジオは閉めなければいけない時期もあった頃です
スタジオ家賃を始め必要経費は予定通り支払わなければならず貯金はあっと言う間に底をつき、今度は数々の経費の滞納が積み重なっていきました
気持ちは焦るばかりでした

食生活も乱れストレスも溜まり体調も崩れました
まだ支援金などの目処が立たない頃は本当に心が負けました

当時のスタジオ固定経費は月額約75万円

ザックザックと滞納額が膨れ上がりました

一部の生徒さんからはレッスンチケットのまとめ買いを提案されました
これはありがたかったのですが、もしこのまま倒産してしまったら踏み倒してしまうかもしれない怖さがあり・・・沢山の時間をかけて悩みました
そして手を差し伸べてくださった方に迷惑をかけないように努力しようと心に決めてチケット代の前借りのような形で助けていただきました

全てがまかなえるわけではありませんが滞納額が減ったことで考える余裕が生まれました

自立していかなければ先はないと焦りましたが
頂いた【考える時間】を有効に使わなければと思いました
今までと同じ自分ではいけない・・・新しい道は何処だろう

教室を以前のように運営できる日が来るとは限らない
クラスを再開しても生徒さんが戻って来れるかも分からない

どうすれば良いのか考えあぐねて居た私の目に飛び込んできたのがスキルシェアサービスでした

何もしないでいたら倒産➡自己破産の道しかない

振付は自分にとって宝物です
本当はちゃんとニュアンスも直接伝えて丁寧に指導したい気持ちもありましたが、そんな気持ちを大切にする余裕は何処にもないと思いました
とにかく出来ることをやって収入に繋げなければいけない

家賃だけ払い続けているスタジオがある、古いiPhoneもある・・・
何より私には作り続けた作品がある

浮腫んで痺れた身体では完璧には踊れないけれど
つべこべ言う立場ではない
これからの人生を考えたら今日が一番若いのですから
先延ばししたらもっと踊れなくなってしまいます
出来るときに出来ることをやるしかない
多少無様ではあるけれど、パフォーマンスを売るのではなく振付を売っているのだということで割り切り撮影を開始しました

スタジオにiPhoneを立てかけて撮影しiPhoneで編集しYou Tube限定動画でアップしたものをアドレス販売することにしました
大きな道路沿いなので雑音も臨場感バッチリです

正に身を削っての動画販売です
大切な振付を少しずつ販売しています
大切な大切な動画なので転売や横流しの被害に合わないことを願いつつ送り出しています

そして先日、スキルシェアサービスREQUから重大発表が出されました
サービス停止とのことです
とても残念ではありますが、時代の流れの中で変化はつきものです
残念な気持ちよりもピンチを救ってくれて発想の転換のチャンスをくれたREQUにたいして感謝の気持のほうが大きいです
ありがとうございました

さて、どうしよう

動画を販売する窓口がなくなってしまいました

そこで気づいたのです
コロナ禍で始めたnoteの存在

当時、なにかお金になるものはないかと有料記事を出せるnoteを試したことがありました
舞台の話をシリーズで書こうかといくつか有料記事を載せたりしたのですがコロナ禍で舞台の世界が厳しくなる中で舞台の話をすること自体が辛くなってしまい結局やめたのでした

一度は離れてしまったnoteでしたが・・・

そうだ、もう一度noteを使ってみよう!!!

振付作品ごとのコンプリート版を1記事として先日から投稿をはじめました
タップダンスはあまり一般的ではないのでマニアックな記事にはなりますが
お好きな方に楽しんでいただけたら嬉しいです

今日までにアップした動画は50本になりました
ちょっとした記念日です

なのでこんな記事を書いてみました



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冨田かおる
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