7月読書記録「富士」

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~p480読了。。実に読み応えあり、第二次世界大戦末期昭和19年ころ、富士山ふもとの精神病院、医学実習生わたし(=大島)がみた風景、患者さん、職員、院長および院長家族とのかかわり等々の物語。今、事件が起きようとしている(起きている・・)・・・ニュースで見聞きする事件を思い出したりもする。正常、異常ってなんだろうと考えだしたり、いやいや考え出すと混乱するから適当なとこで考えるのはやめとこうとか感情をなるべく動かさいようにして読み続けているが、さすがに今はドキドキ中だ。人間が抱える矛盾を数多く思いつくまま書き続けているという感じがする・・善悪、娼婦とマリア、快楽と苦痛、死と生、死臭と化粧のにおい・・などなど・・それぞれがが苦しみつつ生きている。「富士」という題名の意味にフムフムと唸っている

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