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悪霊島(角川映画) 感想
角川シネマコレクションの二週間限定公開で視聴。
この時代の横溝正史原作の角川映画は本当にもう、独特の空気感がある。
絵面も音楽も役者さんの存在感も。
設定自体が既に怖い。権力者の家が君臨する村で、平家の落人や古い神社がからんだりするともうそこには、おどろおどろしい世界が…。
この作品は、80年代にジョンレノン殺害のニュースで60年代の事件を回想する…というスタイルがちょっと他の角川作品と違う。おどろおどろしさを浄化したかったのか?(笑)
岩下志麻さまが本当に本当にお美しい。品があってセクシーで…
着物の襟抜きすぎ…と思ったのが、ちょっと真相につながっていた?のかもしれない。
そして、岩下志麻さまが出てきただけで「きっと犯人」と思ってしまった。まだ何も事件が起きてないのに!(イメージです)
若い頃の岸本加世子さんも本当に美しく、鹿賀丈史さんの金田一も味があるし、古尾谷雅人さんも60年代の青年っぽい。
映画館で見てトラウマになった八つ墓村を思い出すようなシーンもあり。
時々youtube広告で中断される位が、私にはちょうど良かったです。