映画:東ベルリンから来た女(ドイツ映画)

ドイツ映画なので、途中寝るかも…と予測しつつ、

予告とチラシが面白そうだったので、見てきました。
公式サイトのストーリーはこうです。
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ベルリンの壁崩壊の9年前?1980年夏、旧東ドイツ。
田舎町の病院にひとりの美しい女医がやって来た。
彼女の名はバーバラ。かつては大病院に勤務していたが、
西側への移住申請を政府に撥ねつけられ、
この地に左遷されてきたのだ。
秘密警察<シュタージ>の監視付きで。

新しい病院の同僚アンドレから寄せられる
さりげない優しさにもシュタージへの“密告”ではないかと
猜疑心が拭いきれない。

西ベルリンに暮らす恋人ヨルクとの秘密の逢瀬や、
自由を奪われた毎日に神経がすり減っていく。

そんなバルバラの心の支えとなるのは患者への献身と、
医者としてのプライドだ。

それと同時に、アンドレの誠実な医師としての姿に、
尊敬の念を越えた感情を抱き始める。
しかしヨルクの手引きによる西側への“脱出”の日は、刻々と近づいていた。
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面白そうですね。
実際の映画よりかなり面白そうです。(笑)

チラシによっては、
この同僚医師が「監視役」という事もかかれています。

確かに思い出してみれば、冒頭、
ちらっと秘密警察の男と同僚の医師が一緒にいて
話すシーンがありますが、

そこだけでは、
主人公にそんな背景があったんだとは理解できませんでした。
ドイツ人ならわかるんでしょうか。

「東と西。嘘と真実。自由と使命。その挟間で揺れる、愛」
ってキャッチコピーもついてますが、

見終わってから読むと「そんな話だったっけ?」って感じです(笑)
主人公、とても意思が強くて揺れてないんですけど
ほとんど(笑)

実際に見た感想としては、
旧東ドイツの日常をひたすら淡々と、
淡々と、淡々と描いています。

海は最後まで出てこないですが、
北ドイツの海風強そうな風景の感じとかも良くでてます。

カスパーダーヴィットフリードリッヒの出身地に近いらしく、
彼の絵画で描かれていたような風景も出てくるので、
好きな人にはうれしいでしょう。

隣人が密告する、とか、
ちょっと帰りが遅くなっただけで、家中捜索され、
女性警官に裸にされてからだの内側まで検査される、
等のシーンもあり。
ドラマ性よりリアリズムを追求した感じです。

旧東ドイツの日常を知りたい人には良い映画?かもしれません。
日本で、この映画を紹介する人達が
とても優秀なんだなと思いました。

タイトルも原題の「バーバラ」が、
「東ベルリンから来た女」すばらしいです。
見てみると確かにこれは、
バーバラという女性の映画だったなという感想です。

(2017-03-19 著)

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