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私の読書●小説家志望の読書日記⑬ 原民喜の「文体」

 宮下奈都『羊と鋼の森』を読んでいて、そこで思いがけなく原民喜の文章が出てきて感動しました。

 原民喜の憧れる文体だそうです。

 「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、厳しく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」

 原民喜の文章、彼の憧れが彼の文体そのもののよう。
 私は原民喜の文体ほど美しいものはないと思っている。


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仁矢田美弥|つなぐ、結ぶ、創る ミモザとビオラ
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