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おかしなガムボール第一話がしっかり第一話だった

 みなさん、『おかしなガムボール』を知っていますか? 『おかしなガムボール』は、カートゥーンネットワークで放送されているコメディーアニメーション作品です(Wikipediaより)。どういうアニメなのかというと……

こんな

感じの

アニメです。

 ところで、この『おかしなガムボール』は、Netflixでシーズン1とシーズン2が配信されています。私、先日『ピーキー・ブラインダーズ』を見るためにNetflixに入会し、せっかくだから『おかしなガムボール』を第一話から順番に見てみようと思いました。すると、「ん? これが第一話!?」というエピソードが第一話だったんです。それは、『3人目の親友』というエピソードです。

おたがいにあきてしまったガムボールとダーウィンが、新しい親友を探す。

『おかしなガムボール』第一話『3人目の親友』のあらすじ(Netflixより)

ガムボールとダーウィンというのは登場人物(?)の名前です。このエピソードが第一話だと知った時、私は、「なぜ、おたがいにあきてしまった親友の話から始まるんだ……?」と疑問に思いました。ですが、実は第一話がガムボールとダーウィンがおたがいにあきてしまった話から始まるのは、理由があったんです。第一話はYouTubeで無料配信されているので、是非、視聴してみてからこの記事を読んでください。

理由① ガムボールとダーウィンの仲の良さを伝えるため

 どうやって人物同士の関係を説明するのか。それは、どんなに脚本や小説などを書いた人にとっても、一生の難題なのではないでしょうか。それを、おかしなガムボールの第一話では「おたがいにあきたところから始める」ということによって解決しているのです。バスケットボールや水鉄砲、ボードゲームなどで遊ぶことに飽きたと言わせることによって、この二人がバスケットボールや水鉄砲、ボードゲームで文字通り飽きるほど遊んでいたということを示しているのです。
 さらに、このエピソードの後半では、トバイアスにダーウィンを取られたガムボールが、ダーウィンを取り戻すために全力を出す様子が描かれています。この二つの描写によって、ガムボールとダーウィンの仲の良さがより一層際立って見えるのです。

理由② キャラクター紹介をするため

 このエピソードには、3人目の親友を探すシークエンスがありますね。そしてこのシークエンスでは、さら〜っと同級生の紹介がされているんですよ。これに気がついた時は、メチャクチャに見えるこのアニメも、ちゃんと考えられて作られてるんだな〜、と感じました。そして、それに加えて、ガムボールの家族や学校の先生などの紹介もさら〜っとされています。いや〜、ちゃんと考えて作られているんですね。おかしなガムボールも。

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