取材相手の情報がない時に大切にしたい5つのこと
「取材は準備が9割!」ともいわれる中、取材相手の情報がない取材もあります。そんな時に大切にしている5つのことについてお伝えしたいと思います。
それは、「挨拶」「服装」「姿勢」「(なれなれしくない程度の)笑顔」「メモ」です。
取材相手の情報がないケースってどんなケース?
取材相手の情報がない時というのは、有名人の方や本を出版されたりしていない一般の方の取材の場合に多くあります。
具体的には、大学案内や求人誌などで学生さんや社員の方を取材するケースです。
私は、フリーランスのライターをしており、業務委託をしている会社から事前に取材相手について事前情報を頂くことになります。
取材の事前アンケートとは
事前情報は主にアンケート形式で、
・氏名、出身学校、入社年度などの基本情報
・現在のやりがい、これまで工夫したこと
・今後の目標
など、その時の取材テーマに合わせた項目になっています。
しかし、ほとんどの場合、詳しく書かれていないのです。一言二言で書かれているか、「特になし」や空白のままなことも多いです。
事前アンケートから読み取れる、取材への前向き具合
きっと忙しい中で、アンケートに回答することが難しかったり、億劫に感じるのだと思います。反対の立場に立って想像してみても、いきなり「やりがい」と聞かれても、なかなか書けないものですよね。
気を付けたいなと思うのは、「特になし」や空白が多い方の場合です。実は、取材自体ににあまり乗り気でないのかもしれません。
例えば、
・本人は目立つのが嫌なのに、あるいは忙しくてそんな時間がないのに、学校や会社から推薦され、仕方なく取材を受けている
・取材の目的などが十分に伝わっておらず、なぜ自分が取材をうけるのかよく状況が分かっていない‥・
となどといった状況の場合も考えらえます。
(これ、実は現場では意外とよく遭遇するケースです!!)
こういう時は、取材に対して前向きになってもらうことが何より大切だと感じています。それができないと、本音や仕事への想いなどはなかなか語ってもらえないからです。
取材相手の情報がない時は最初の10分が勝負!
ですから、取材相手の情報がない時は、最初の10分が勝負だと考えています!最初のつかみで、相手をリラックスさせて警戒感や不安、緊張を解くこと。私のことを信頼してもらうこと。
そのために私が大切にしたいと考えているのが先に挙げた5つなのです。
「挨拶」
「服装」
「姿勢」
「(なれなれしくない程度の)笑顔」
「メモ」
どれも基本的なことで当たり前のことなのですが、
この5つに気を配れるかどうかで、取材の質が変わってくると感じています。