
自分たちでやってみるスポーツLIVE配信 第2段
第1段はバレーボールの試合を配信するために使ったYouTubeライブの方法や機材構成、準備するものなどを紹介しました。
今回の第2段ではZoomを使った配信とグレードアップした機材構成などをご紹介できたらと思っております。
ご質問、アドバイスなどありましたら、じゃんじゃんコメントに書いてください!お待ちしております!
配信機材
今回の機材構成は、以下の図のような感じで構築しました。
最終日に急遽もう一台カメラが欲しい!となったので、この図には記入されていませんが、もう一台追加しています。
主な機材一覧
・PC(配信用):MacBook Pro 2019(Apple)
・PC(多機能):TUF Gaming F15 FX506LU(ASUS)
・カメラ:HDR-CX680 (SONY)
・スイッチャー:Atem mini(Blackmagic Design)
・オーディオアンプ:WX-PS200(Panasonic)
・ワイヤレスHDMI:Cine Eye(Accsoon)
オーディオアンプ
一番苦労したのは、音声問題でした。司会者や発表者が会場とZoomに音声を届ける必要があったため、どうやって繋げようか悩みました。幸い所属施設にライン端子で出力できるアンプ(WX-PS200)があったので、お借りして音声問題は解決しました。
このアンプにはBluetoothでiPhoneなどの音声を入力できるので、BGMとかも簡単に接続できました。
最終的には発表用PCの音声と発表者のマイク音声の2入力をミックスさせて、会場とZoomに出力しました。
Atem mini
コロナ禍で爆発的人気になった、Atem mini!
Atem miniには無印、Pro、Pro Iso、Extreme、Extreme Isoの5種類があり、Extremeは最近(2021/2/17)発表されました。
私が使用しているのは無印で、短いスパンで画面切り替えをする必要がない場合はこれでも十分コスパが良いです!
Proには1台のモニターで全カメラを確認できるマルチビュー機能が搭載されているので、頻繁に画面切り替えする人はこちらが良いと思います!
これまで、スイッチャーとキャプチャーボードは別々に用意して、パソコンに取り込んでいました。しかし、このAtem miniはそれが一体化し、1台で完結してしまう優れもの!
コロナ禍でリモートワークが増えたタイミング、2020年5月ころには品薄状態になり、倍近い値段で転売されていました。
今回の配信においてAtem miniの設定で重要なのは、アンプに引き続き、音声です。
Atem miniに音声を入力するのですが、今回使用したのはライン端子、通常のマイク端子とは異なります。ここは、私もよくわからないので、各自調べるように!(投げやり笑)
Atem miniにはSoftware Controlというソフトがあります。
こんな感じの画面なのですが、このソフトでハードではできなかったことが結構できます。
テロップや、ローワーサード、タイトルを出すのもこのソフトを使えば、表示することができます。
テロップやタイトルは学生に使い慣れているパワーポイントで作成してもらい、話している時に表示させました。
オーディオコントロールでは、ゲインの調節などができます。
そして、今回やりたかった、マイク端子からライン端子の設定は
左下の歯車マークの「設定」から「オーディオ」→「一般設定」→アナログオーディオの各入力をラインに設定すれば完了です。
リハーサルの時にこの設定に気づき、こと無きを得ました。結構ギリギリでしたね。ネットにもあまり載っていなかったので、noteに残そうと決意した一つでもありました。
Zoom
今回使ったLive配信は最初にも言いましたが、Zoomを使わせていただきました。
Zoomは会議やミーティングといった用途に使われることが多いサービスで、コロナ禍の影響からリモートワークが浸透し、世界に普及したツールの一つです。
前回はYou Tubeを使用したのに、なぜ今回はZoomを使ったかというと、「視聴者」と会話をしたかったからというのがあります。
今回の「視聴者」は主に保護者やOB・OGでした(前回もそうでしたが...)。You Tubeで配信をしたら、コメントのみのコミュニケーションになってしまいます。せっかく、見てもらうなら、視聴者と交流がしたい!ということからZoomで配信することが決定されました。
Zoomの設定で難しかったのは、音声と映像をクリアに流すこと。
この設定に関しては多くの方が載せているとは思いますが、備忘録の意味もこめ、書こうと思います。
Zoomの音声処理をOFFにする方法
以下のZoom公式ページも解説されています。
「オリジナル・サウンドをオンにする」
https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/115003279466-Preserve-Original-Sound
さっそく音声処理「OFF」にする設定を見ていきましょう。
・マイクの「自動で音量を調整」はOFF
(ONのほうが良い場合もあります。どちらもお試しください)
・Zoomの設定から「オーディオ」を選択し、「マイク音量を自動調整します」をOFFにします。
背景雑音を抑制は「低(かすかな背景音)」に設定します。
次に「インミーティングオプションをマイクから"オリジナルサウンドを有効にする"に表示」をチェックしてONにします。
※つまり "オリジナルサウンドを有効化"するボタンを表示する です。
以下もONにします。
・エコー除去を無効にする = ON
・ステレオオーディオを使用 = ステレオ音源であればON
こんな感じに設定すれば、私の場合行けました。
また、映像のカクカクは多少出てしまうものの、少しでも軽減するには、ビデオの設定で「HD」ではなく、「オリジナルサイズ」にしたほうが良さそうです。
Zoomの設定は、L'espace Visionさんを参考にしています。
さいごに
今回は所属する課外活動で保護者や対外向けに報告会を行うためにLive配信を行いました。
なのでスポーツのLive配信というより、講演会や講習会などの方がイメージ近いかもしれません。ですが、スポーツのLive配信にも使える要素がたくさんあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください!
関連する記事はコチラ!