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歌舞伎ミリしら初心者が新作歌舞伎(FFX歌舞伎)で沼にはまった話その1

はじめに

こんにちは。歌舞伎えねこです。
うそです、かおるえねこと申します。

歌舞伎を全くいったことがない歌舞伎初心者のわたしですが2023年3月28日に歌舞伎にいってきました。

その名もFinalFantasyⅩ歌舞伎 通称FFⅩ歌舞伎
所謂新作歌舞伎というやつです。

まずはなぜFFⅩ歌舞伎にいこうと思ったかというお話からしたいと思いますがあまりにも長すぎるので歌舞伎本編のレポートが見たい方は次の記事から読んでください。

ここでは主にわたしのFFⅩ愛にいて語っています。

確かFFⅩ歌舞伎のことを知ったのは年の初め、母がCMをみたからだといっていました。

「FinalFantasyってあんたが好きなやつじゃないっけ?歌舞伎でやるらしいよ」
「は???歌舞伎???」

物干し竿で異界送りをしていた過去

実はわたくし、かおるえねこ。
青春時代をどっぷりFinalFantasyに染められた女でした。

特にFinalFantasyには思い入れがあり、ユウナになりきろうとして異界送りの真似事をしていたことがあります。

握力7でよく物干し竿もてたな



真夜中の0時すぎ、当時住んでいた駅前の屋上に黒い服を着て(喪に服す)裸足でのぼり、物干しざお(くそ重い)を振り回しておりました。

そして風が吹くと「風がわたしを呼んでいる…」と黄昏れ、眼下に広がるネオンを見て人々の平和を祈り、日々死にゆく命に鎮魂歌をささげたものです。

FFⅩ歌舞伎との出会い

そんなわたしなので、当時FFⅩが歌舞伎になるという話を聞いたときには「え?歌舞伎?マジ????あのイヨ~~~ッてやつ??」と複雑な気持ちになったものです。
正直興味もわかずその時は「ふーん」くらいでスルーしてしまいました。

そして後日。確か1か月くらい経ってからです。
急に母の話を思い出してHPを見た時、まずビジュアルに驚いたものです。

わたしは2.5次元も見たことがなく、そもそもエンタメに興味がない人間だったので観劇もまともにしたことがありません。

本来10代のキャラクターたちを大人が演じている。まずそこからの違和感。衣装も違うし、髪型も違う…。

そこでもやはり興味がでず、今となっては大変失礼な話 正直がっかりしてしまったのが素直な気持ちでした。


そしてそれからまた1か月。
古い友人と食事をしにいったときに彼女の趣味が観劇だと知りました。

当時わたしは劇団四季のアナと雪の女王を見に行ったばかりで観劇の楽しさをしったばかり。彼女と何か見に行きたいと思った時に話題に出たのがFFⅩ歌舞伎でした。

「そういえばFFⅩ歌舞伎って知ってる?なんかやるらしいんだけど、歌舞伎ってちょっとハードル高いよね(笑)」

なんとなく歌舞伎というワードが出しにくくて遠慮がちに言ったのを覚えています。
わたしくらいの世代で歌舞伎を見に行くという友達がいなかったので恐る恐る聞きました。
そうすると彼女は「歌舞伎って行ったことない!興味はあるんだけど」と意外に食いついてくれて嬉しくなりその場でホームページを見て予約をとりました。

わたしたちがとったのは一番安価な席でしたがそれでも2万円近くする…正直悩みましたが、自分から誘った手前後には引けません。

そうしてわたしたちは3月28日、後方左側の座席をふたつとり解散しました。

あとになって「歌舞伎…本当に行くのか…」と若干後悔しましたが、あの時期待を全くしていなかったからこそ、全く予想のつかない世界に飛び込むドキドキがありました。


3月28日初歌舞伎当日~観劇前~


開幕は12時からだったので少し余裕をもって10時に待ち合わせをしました。
はじめて降りた市場前という駅に驚きつつ、会場の平たい無機質な建物に驚きました。
まるでコンサートやライブを開きそうな無骨な建物の前にのぼりがたくさん立っています。

全くFFⅩ歌舞伎という作品に期待をしていなかったわたしですが、周りの人の楽しみにしている笑顔や、写真を撮る姿を見ているとなんとなく高揚してきます。
ちょっとたのしみです。ちょっとだけです。

そこには「シーモア」の文字があって興奮しました。
さて、わたしのFFⅩの想い出、そして「シーモア」との熱い想い出を少しだけ語らせてもらってもよいですかな?(メイチェン)

シーモアの霊召喚を試みたFFⅩオタクの想い出

当時、わたしはまだ学生でした。
FinalFantasyは7からプレイしていたわたしでしたが、当時どっぷりFFにはまっていたわたし。その中でもFFⅩは特に思い入れがありました。

今となってはあまりゲームやアニメに作品にはまることのないドライでクールなタイプのわたしですが当時はオタク真っ盛り。

FF8やFF9も大好きでしたが、FFⅩの映像美、そして初のフルボイスにはワクワクして瞳を輝かせていました。

ただしわたしも子どもだったため、そこまで複雑な考察は出来ませんでした。

当時はアーロンやユウナ、ティーダには思い入れもなく

「リュックかわいい~~」「リン好きだなあ」「メイチェンのモノマネまじでプロ」「祈り子の歌うたえるわたしまじプロの歌手っぽい」「アルベド語マスターしたぜ」

というカワイイ子どもの感想でした。
そして比較的ガチのオタクでした。

そして当時わたしは運命の出会いを果たすのです。
そこで出会ったのが、わたしの運命の恋人シーモアです。


おれの最推し

当初から本当に人気がなくてかわいそうな悪役シーモア。
これほどまでに不人気なキャラクターがいたでしょうか。

最近、久々に彼のゲームボイスが聞きたいとYOUTUBEで検索をかけたら「ゲロボ」と出てきてかなしい思いをしました。

当時わたしは彼のビジュアル、そして声に惚れ込み、そこからその背景を好きになり所謂ガチ恋になりました。

彼のセリフの一言一句を記憶し、ビデオテープに彼の出てくる場面をすべて録画し、暇さえあれば見返すという非常に気持ちの悪い所業を繰り返しました。

そんな時です。当時出ていたFFⅩアルティマニアという攻略本の中から様々なキャラクターのビジュアルを個人的に印刷して壁に貼っていたのですが、それを見た友人からこう言われました。

「ポスターとかを向かい合わせにして、目が合うようにするとおばけがでるからやめたほうがいいよ」

おばけが大嫌いでこわがりだったわたしはヒッと声をあげてすぐにポスターをはがそうとしました。しかしそこで気付いてしまったのです。

もしかして…

シーモアとシーモアのポスターを向かい合わせにしたらシーモアの霊が召喚できるのでは…?


わたしはそれをすぐに実行しましたが、勿論シーモアの霊は召喚できませんでした。
何がいいたいかというと、それだけわたしは彼に夢中だったのです。

しかしシーモアのことを人に話そうにも周りの人はシーモアそのものをあまり記憶していないため「好きなタイプは❓」と聞かれると二番手の「セフィロスです」と無難な答えをするようにしています。

だけど、わたしの心の恋人はあの頃からずっとシーモアです。

次からやっと歌舞伎本編


長らくおまたせしました。
次からがやっと歌舞伎本編です。えねこ先生の次回作にご期待ください。

かおるえねこ kaorueneco (Vtuber準備中)2023年内デビュー
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雑談配信・ゲーム配信・ASMRなどの通常のVtuber活動に加え、
買い物配信や絵画を描く生配信、歌舞伎について語るなど幅広い配信を行う予定。

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