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広告デザイン(WEBデザイン)のブリーフィングとカンファレンス
はじめに
カオルデザインでは2022年頃から
ヒアリング後のデザインブリーフィング
提案前のデザインカンファレンス
こちらの2つを実施しています。
ブリーフィングやカンファレンスという言葉は
病院(医療業界)で良く聞きます。
カオルデザインでの実施目的や内容もほぼ同じです。
クライアント様とのヒアリング後に社内のチームメンバーや
役職者も参加してブリーフィングを実施。
こちらではデザインを作る前の情報整理や要件まとめ、
アイデア出しを行います。
提案の方向性を決める。というイメージです。
カンファレンスは社内からデザイン(や企画)を
社外へ出す前に実施します。
チームメンバーでないデザイナーやディレクターも参加し、
出来上がったデザインについて意見交換をします。
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実施する意図
WEB黎明期に会社設立してから四半世紀。
当初はチラシなどの紙媒体制作が多く、
デザインのみで勝負をしている部分もありました。
5年、10年、15年、20年と歩むに連れ、デザインだけではなく、
マーケティングの視点やディレクションの観点、
セキュリティ面の配慮など、多角的なアイデアや意見が
必要になってきました。
こうなるとデザイナー1人の意見と考えで
表面を「綺麗に作ればいい」では、選ばれなくなってきます。
属人的になりがちな制作体制も良い面と悪い面があり、
「このままではマズイのでは?」と社内で意見が挙がりだしました。
「我々は企業(クライアント)にとって、医者であるべきだ」
創業から代表がスタッフに伝えてきたこの言葉をヒントに
デザインブリーフィングとデザインカンファレンスという
MTGを実施する場が生まれたのでした。
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直接的な効果と副次的な効果
直接的な効果はすぐに出ました。
「デザインの幅が広くなった」
「想いや取り組みなどがデザインに落とし込まれてる」
「マーケ要素の理論でわかりやすかった」
こうしたありがたい声を現場でも言ってもらい、
スタッフ達が嬉しそうにフィードバックしてくれる機会も増えました。
副次的な効果は、経験値の少ないスタッフが
実戦の場に参加しながらポジションの違うスタッフや
上長・先輩の提案内容を聞く機会が増えたこと。
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リーダーとしてセクションを引っ張っています
やはり実戦が大きな成長の場になるので、
こうした機会に参加出来るのはクリエイターとして大きい。
自身のスタイルに取り込み、活用している若手デザイナーも出てきました。
品質と満足度の向上、スタッフの成長機会提供。
更なる効果を目指して、日々精進しています。
まとめ
ブリーフィングもカンファレンスも参加するメンバーは緊張します。
中には「嫌だなぁ」と思うスタッフもいるかも。
ただ、我々はデザイン会社。
好きなものをデザインすればいいではありません。
目的があってのデザイン、企画(アイデア)になります。
実際、ブリーフィングやカンファレンスで
評価の高いデザイナーやディレクターは信頼感や安定感も高いし、
指名をされるなどの成長度も早いです。
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AI化や便利なツールがどんどん出てくる中で、
人間がデザインをやる理由は確実にあります。
選ばれ、生き残れるクリエイターになる為にも
今後も本取り組みは続けていきます。
▼カオルデザインの制作実績を紹介しています