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老いての身繕い、髪と髭どうしますか?(藤村公洋)
リモート収録も悪くない
この連載は僕と小原くんが月1で喋った5年に渡る『渋谷のラジオの学校』のアーカイブを試聴しつつ編集後記的に振り返っているわけだけれれど、リモート収録3回目となる2020年7月1日の放送を先ほど聴いてみて、「もう編集後記は要らないかも」ということを感じております。
なんていうかね、2人の話がすでに「美しき老いの羅針盤」になってるんですよね。
ステイホーム期間中ということもあるし、話題はどうしても日々の生活やこれからの生き方といった方向を向くじゃないですか。編集後記で何かを補うよりはこの連載のバックナンバーを読み返してもらえば事足りるんじゃないかと。言ってることはだいたい同じだから(笑)。
というのもね、電話収録になってからスタジオのときより僕が正直になってる。それまで嘘ばっかり喋ってたわけじゃないんだけど、素直というか、『老い羅〜』での語り口に近づいてるのよ。家だからかしら。
小原くんがどう感じてるか分からないけれども、今でも続いているこのリモート収録期間を経験できたことは僕にとって収穫といっていい。だからといってね、スタジオはもう必要ないというわけではありませんよ。同じ空気を吸う人間同士がその場のバイブスを空気に乗せて飛ばすのがラジオですもの。‘オンエアー’って言うぐらいですから。電話だとお互いの吸ってる空気が違うんでね。エンタメ空間に私小説要素が濃くなってくるんだなと、それも悪くないなと感じた次第でございます。
休みの日にも髭を剃りますか?
朝起きて顔を洗い、豚毛のブラシで泡立てたシャボンを塗って熱い湯で髭を剃り、髪を整えて洗いたてのシャツに着替える。猫に餌を与えてからコーヒーを淹れ、パソコンを立ち上げて書きかけの原稿に向かう。
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