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老いて開店するとしたらどんな店がいいですか?(小原信治)
老いてから父が開いた店
老いて開店するとしたら、というのが今回のお題だけれど、僕の父はそのお題通り、老いてから店を開いた。父が60代前半のときだった。写真商材の卸売りメーカーで営業をしていた父が定年前に脱サラして写真屋をやると言い出したのだ。子育てが終わったことだし、自分も好きなことで生きてみたいと思ったのかもしれない。一緒に暮らしていなかった長男の僕だけが反対した。デジタルカメラ全盛の時代が来ると言われていた。フィルムの現像がメインの店なんて絶対に需要がなくなる、と。それでも父は早期退職で得た金を注ぎ込んで店を開いた。
店をやりたいと思ったことが一度もない
息子の僕は店をやりたいと思ったことが一度もない。物心ついたときから一度も。
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