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草の根広告社/父子手帖(ニコニコチャンネル復旧までの臨時更新)
2015年より草の根広告社を月水金配信させて頂いておりますニコニコは
大規模なサイバー攻撃を受けており、サービスを一時的に停止しております。そのため、毎週月水金に予定しております配信については、復旧の目途が立つまではこちらでの公開とさせていただきたく、ご理解のほど、お願いいたします。
ニコニコに関する詳細はこちらのお知らせよりご確認ください。
https://blog.nicovideo.jp/niconews/225099.html
なお、2024年6月分・7月分のチャンネル入会費に関しては、
ユーザー様への補償の予定も告知されております。
補償方法などの詳細は、ニコニコ公式からの続報をお待ちください。
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「世界に対する解像度」
娘の読書量が増えた。児童書の類いを毎日一冊くらいのペースで読んでいるのではないだろうか。気に入ったシリーズがあれば全巻読んでいるし、ぼくや妻が子供の頃に読んでいない本も読んでいるようだ。
学校の図書室で自由に本を借りられるようになったことが大きい。読みたい本を自分自身で選んでいることも大きい。知りたい情報に自由にアクセスできるようになったのだろう。世界に対する解像度が格段に上がっているのがわかる。
たとえば先日読んでいた「あしながおじさん」。この本を読むことで娘は児童養護施設という存在を知った。親のいない子供がいるという現実を知った。そして、目に見えないところで自分を支えてくれている人に対する感謝と恋心を知った。大学卒業までの人生を一回分生きたような疑似体験をしたのではないだろうか。
「本に育てて貰っているんだよ」とぼくは伝えた。
「本を書いた人が君を育ててくれているんだ」
図書室の棚に並ぶ膨大な本に思い巡らせたのだろう。娘が目を輝かせて言った。
「じゃあ、図書室にはたくさん先生がいるね」
瞳に宿る力が強くなったのを感じる。世界を観る目が養われているのを感じる。こうして知識や情報を取り込むことでぼんやりとしか見えていなかった世界が解読できるようになっていくのだろう。良いことも悪いことも。素晴らしいことも悲しいことも。知って欲しいことも、知って欲しくないことも。
それでも、本は本だ。経験に勝るものなしという言葉もある。夏休みは本では得られない経験や体験をさせてあげたいと思った。
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