
文庫新刊『彩無き世界のノスタルジア』刊行のお知らせ
焼け死ぬかと思った酷暑の夏も終わり、ようやく過ごしやすい気温になりまして、季節も秋めいてきましたね。秋と言えば紅葉、紅葉と言えば……

ということでございまして、この度、拙著『彩無き世界のノスタルジア』が文庫版となって発売となりましたー。この季節にぴったりの、鮮やかな紅葉の装丁となっておりますね。
単行本の時は、ちょうど映画『名も無き世界のエンドロール』にあわせての刊行となったわけですが、その節は、映画主演の岩田剛典さんのコメント帯に惹かれてご購入下さった岩田さんファンの方も多いのではと思いますが、

今回も岩田さん帯でございます。
装丁は、単行本の時のデザインがとても気に入っていたので、今回もそれをほぼそのまま使用させていただいたんですが、実はちょこっとだけ、真ん中のシルエットが薄くなっています。細かいこだわり。
■本作は続編
ここからは少し、本作についてなにも知らない、という方向けですが、本作は僕のデビュー作である『名も無き世界のエンドロール』のエンディングから五年後の世界を描いた続編となっております。
『彩無き~』単体でも読んでいただけるようにはしてあるのですが、より深く読んでいただくには、前作も併せて読んでいただけるとよいのかなと思います。
順番通りに『名も無き~』→『彩無き~』と読んでいただいてもいいですし、逆に、『彩無き~』→『名も無き~』の順序で読んでいただいても、また違った風景が見えるのではないかなと思いますね。
あわせてぜひぜひ。
この二冊に関しては、感想やコメントをいただいたときに、登場人物がとても愛されているなあ、という実感があります。二作の執筆、そして映像化と、いろいろな角度で向き合えたことで、僕の中でも、特に輪郭がはっきりとしたキャラクターたちになりました。なので、彼ら彼女らを愛して下さる読者さんがいるというのは、とてもうれしいことですね。
この文庫から手に取ってくださる新しい読者さんにも、主人公・キダが愛されるといいなと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
