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5/15発売『スパイの妻』の書籍予約票を作りま”せん”でした。

 さてさて、NHKさんのBS8Kスペシャルドラマ『スパイの妻』のノベライズ本の発売が、いよいよ今週末に迫ってまいりました。
 新刊の発売直前になりますと、いつもは書店さんで店頭予約や取り寄せをして頂きやすいように書籍予約票を作って公開しているのですけれども、今回はいろいろ考えた結果、作らずにおくことに。

 というのもですね、このご時世、多くの書店さんが休業や時短営業をされていて、反面、自粛生活のために書籍を購入されるお客さんが増えていて、現場は戦場のような忙しさのようなんですよね。
 書籍予約票自体は、書店員さんのオペレーションを軽減するものでもあるので作った方がいいのかどうか迷ったんですが、たぶん、予約や取り寄せを受けるのも四苦八苦なお店もあるのかなあと。

 なので、今回は予約票は作らず、代わりにe-honのオススメをしておこうと思います。

 e-honでしたら、最寄りの書店さんで受け取りもできますし、「MY書店」を登録しておけば、自宅配送にしても売り上げの一部がMY書店に計上されるシステムなので、最寄りの書店さんへの援助になったり、稼働の軽減になったりもするんじゃないかなと思います。

 あ、もし、書店員さんから「書籍予約票作った方がいいよ!」という声がありましたら、急いで作りますね。

■装画担当はagoeraさん

 『スパイの妻』の書影はつつがなく出ましてですね。

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 装画を担当して下さったのは、agoeraさん。

 実は、僕が『名も無き世界のエンドロール』で小説すばる新人賞を受賞して、その受賞作の一部が『小説すばる』誌上に初掲載されたときに、挿画を担当して下さったのがagoeraさんでした。あれから8年経って、またこうして再会(笑)に至ったのは、なんだか感慨深いものがあります。

 装画は、本編の中のとあるシーンを切り取って頂いたものなのですが、実はそのシーンは原作脚本にはない部分でして、小説版で僕が加筆した箇所なもので若干恐縮ではあるのですが、ラフを拝見した時に「あ、あのシーンだな」というのがすぐにわかったので嬉しかったです。

 おそらくですね、帯がどうなるのか気になっているイセクラの皆さんも多数おられるのではないかと思いますが、見本が届きましたら、そちらもご紹介していこうかなと思います。

 というわけで、もうじき発売となります、『スパイの妻』、何卒よろしくお願い申し上げます。

 あ、ドラマ『スパイの妻』のメイキングの再放送が決まったそうで、そちらも要チェックでございます。5月31日(日)の午前11時から。

 おたのしみにー。


 今年3月刊行したばかりの文庫『バイバイ・バディ』も、まだまだよろしくお願いします!

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行成薫(小説家)
小説家。2012年「名も無き世界のエンドロール」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。仙台出身。ちくちくと小説を書いております。■お仕事のご依頼などこちら→ loudspirits-offer@yahoo.co.jp