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トークショー&サイン会のウラバナシ


 昨日は、くまざわ書店南千住店さんにお伺いして、トークショー&サイン会に参加させていただきました。寒い中、たくさんの方に来ていただけて感激でございました。ありがとうございました!


 今回は、一夜明けて、昨日のイベントのウラバナシ。

■出オチ担当・タンペンイエロー

 僕はと言いますと、諸事情がございまして、いきなりプロレスマスク(レイ・ミステリオJr.)姿というフザけた格好で登場させていただきました。会場に漂う困惑の空気はひしひしと感じてはおりましたが、それでも妙にすんなりと受け入れていただいたことには感謝でございます。

 後からスタッフさんに伺った話ですが、どうもガチのプロレスラーのイベントだと勘違いして足を止めてくださった方も結構おられたそうで、一定の集客効果のようなものはあったようです。マジすか。

■トークは作家側としてはおもしろかった

 さて、今回のメンバーは、中澤日菜子先生、木下昌輝先生、葉真中顕先生、深沢潮先生、そして行成薫という面々でした。なんじゃこの面々、と思われた方もいらっしゃると思うんですよね。ジャンルもバラバラですし。元々は文芸誌「オール読物」の企画「新人作家座談会」で集まったことを縁に交流のあるメンバー(今回は残念ながらスケジュール的な条件もあって参加できなかった芦沢央先生も)で、今回の企画も中澤先生の発信にメンバーが賛同して動き出したものでした。

 当日のトークは、「作家が短編をどうとらえているか、どう書いているか」ということを中心にお話させていただきましたけれども、話しているこちらも、意外!とか、え、ほんとに!?とか思うようなこともあって、普通におしゃべりを楽しんでしまった感があります。
 僕は、書く時の視点や感覚が深沢先生と結構近かった、ということがわりとびっくりで。生み出しているものの作風や文体はまったく違うのですけど、感覚は共有しているというのが不思議でしたねえ。

 感覚的なものとか、どういうプロセスを経て小説が出来上がっていくかとか、見てくださった方々にどう届いたかなあ。面白かったと思っていただけていたらよいなと思います。

■サインをさせてもらえるうれしさ

 トークショーの後はサイン会でございました。実は、一般のお客さんに直接サインを書くのは初めてでして、一人も並んでくれなかったらどうしよう、的なプレッシャーがすごかったのですが、何人も並んでくださって嬉しかったです。一人、頼み込んでサクラとして来ていただいた友人がおりましたが、杞憂に終わってホッとしております。
 ツイッターで木下さんとやっている「記念日にショートショートを」企画に参加してくださっている方が来てくださったりとか、僕がアマチュア時代にブログをやっていたころの読者さんと10年ぶりに再会したりだとか、自分が書いているものが人に届いているという実感をいただくのは、モノカキとしてとてもありがたく、貴重な経験だなあ、と思いました。

 拙著をご購入くださったみなさま、ありがとうございました。

■作家まみれカオス

 トークショー後は、登壇メンバー5人での0次会という貴重な時間を頂いた後、クレイジー忘年会と称する酒宴に参加させていただきました。当日は多数の作家さんが来てくださっておりまして、もう席に座れば四方が作家さんという環境で酒を飲む、というスーパーカオスの只中に身を置くことになりました。
 ツイッターやフェイスブックで繋がっていた作家さんたちと実際にお会いしてご挨拶もできましたし、久しぶりに賑やかな中に入って人とお話をするなど、楽しいひと時を過ごさせていただきました。なぜか関西在住・出身の作家さんが多くいらっしゃいまして、僕は終始、関西作家台風の目に位置どっていました。なんかこう、作家が集まると創作論とか近年の出版界事情とかコムズカシイ話をすることもあるんですが、昨夜は、ただただ面白い話を聞いて笑っている、というよきポジションにいたと思います。

 最終的には、複数の作家さんに右乳首をイジられる、という程度の脳みそメルト状態にて楽しくお開き。楽しかったなあ。またこんな企画があったら参加したいなあと思います。

 なんと、お花もいただきました。ありがとうございます。


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小説家。2012年「名も無き世界のエンドロール」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。仙台出身。ちくちくと小説を書いております。■お仕事のご依頼などこちら→ loudspirits-offer@yahoo.co.jp