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【掲載情報】光文社『小説宝石』3月号に寄稿しました。

 ちょっとお知らせが遅れてしまいましたが、2月22日発売の『小説宝石』3月号に、短編小説「ときめきいかがですか」を寄稿しております。

■テーマは「胸キュン」

 寄稿させていただいたのは短編特集だったのですけれども、今回のテーマはなんと「胸キュン」。小説宝石さんて、わりとこうゴシックなといいますか、歴史小説とか骨太な小説の方が多い印象があったのですけれども、「胸キュン」は意外。なんでも、編集部でこのテーマを激推しした方がおられたのだとか。今、世の中に求められているのは「胸キュン」だ!とばかり。

 とはいえ、僕も四十過ぎのおっさんですから、胸キュンから遠ざかってずいぶん経ちますし、こりゃちょっと変化球で勝負しようかな、とも思ったのですが、「胸キュン」を推した編集者の方は、読んで字のごとくの「胸キュン」をご所望されているのではないか?と考え直しまして、僕なりに直球の「胸キュン」を投げることにしました。ちなみに、掲載されるまで競作の作家さんのお名前は伺っていなかったのですが、某先生による、タイトルだけでも白目ひん剥いてトべそうな作品が載っていたので、うかつに半端な変化球投げなくてよかったなと心底思いました。

 さて、僕なりの直球「ときめきいかがですか」ですけれども、ある日、不思議な薬「ときめき」を飲んだことで、夫が推しの韓流アイドルに見えるようになってしまった女性のお話です。挿絵は、僕のリクエストで、拙著『怪盗インビジブル』の装画を担当してくださった旭ハジメ(@hajime_Aさんにご担当いただきました。かわゆい仕上がりになっております。

 いうほど直球か?と思った方は、ぜひお手に取って読んでみてください。

P.58でお待ちしております。


 たくさんの方に胸キュン短編を楽しんでいただけたらこれ幸いでございます。

 併せて、僕の新刊もぜひぜひよろしくお願いいたしますー。

小説家。2012年「名も無き世界のエンドロール」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。仙台出身。ちくちくと小説を書いております。■お仕事のご依頼などこちら→ loudspirits-offer@yahoo.co.jp