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時間を贈る

おはようございます。今朝は眠くて二度寝をしてしまいました。起きてやけに寒いなと思ったら、外に雪が積もっていて、ようやく東京にも初雪が来てくれたようです。

さて、きょうも書いていきます。

昔いた会社の先輩に連絡をとったら、子どもが生まれたばかりだった。昨年の夏に結婚をして、大きな家を建て、自宅を観光客向けのホテルにまでしたのは知っていたが、さらにニュースがあって驚いた。

当日に連絡をとって会うことにしたので、なにかお祝いを探さねばと慌てたが、そういえば先日noteの記事を見て買った、IKEUCHI ORGANICのタオルはどうかと思いつく。

約束は20時。まだ時間があったので、青山にある直営店に行って、贈り物を選ぶことにした。前回タオルを買ったのは通販で、お店は初めてだったが、店員さんが丁寧に相談に乗ってくれてスムーズに買い物をすることができた。生まれた子どもにはスタイを、先輩夫婦にはタオルをそれぞれ選んだ。

選んでいるとき、「僕はオーガニック120を買ったんです」と言うと、その店員さんは「使ってどのくらいですか?」と言った。「まだ一週間です」と答えると、「一年使ったら、良さがわかると思いますよ」と教えてくれた。顔がすこしニヤッとした気がする。

それまでは、見栄えが華やかな、箱を開けたときに嬉しくなる、プレゼントらしいタオルにしようと思っていたが、それを聞いて、オーガニック120を贈ることにした。長い時間をかけて良さがわかってくるのは、家族っぽい。

物は使っていくと消耗する、という思考に僕らは陥りやすい。最初は鮮やかに見えても、時間が経つにつれて、その輝きは失われるように思えるのだ。だが共に長い時間を過ごすことで、鈍く地味であっても、美しさを感じる心が僕らにはある。

時間を贈るというと、ちょっと大げさかもしれないが、誰かと何か長い時間をかけて紡ごうとする人に、時間を添えて渡すことができたら、それはなかなか良いプレゼントになるかもしれないと、駅までの道を軽くなって歩いた。

きょうも読んでくださってありがとうございました。よい一日を、おすごしください。

※僕の読んだ、IKEUCHI ORGANICの記事です。


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吉澤 馨
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