偉人の日記をよむと分かる意外なこと
あなたは歴史に名を残す偉人、その本人が
書いた日記を読んだことがあるだろうか?
今回は高杉晋作の『セツギョ日誌』を読んだ。
22才の高杉が、藩主の世子の小姓、
つまり長州藩のプリンスのいちばん身近な雑用係になって働き始めた時の日記だ。
私ははじめ、偉人の日記だからさぞかし毎日波瀾万丈な内容が書いてあるに違いないと思っていた
偉人だから、私と共通するところなんてあるわけないし
毎日一分一秒無駄にしてなさそうなイメージを持っていた
しかし、実際のところ
当時はLINEなんてもちろん電話自体もない時代だから
会いたい人に会いに行ったけど、いなかった
とかザラにあるし
一日本読んでたり 習字してたり
風邪で5日寝込んでるし
なんなら「風邪が治らないから、一日やることもなく座ってた」って書いてある日もあるし
叔父さんのお葬式でバタバタしてる日もあったり
ついには、ぜったい無いと思ってた
「だらだらと一日を空く過ごしてしまった」
という一文まで!
そう、偉人も私たちと変わらない"人"なのだと
本人の書く日記を読むと感じることができる
高杉晋作の相方的存在の久坂玄瑞の日記にも
モヤモヤ悩んでる時があったり
寮のみんなと相撲をとったって書いてある時があったりして
偉人の人間味を、体温を感じることができる
すると、歴史というものが
とても近く感じられる。
わたしが幕末沼にハマったきっかけでもある。
もっと沼にハマりたい方、
もっと偉人の人物像を深掘りしたい方、
本人の日記を読むのおすすめです。