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朝のコーヒー
最近 毎朝、コーヒーを飲んでいる。
コーヒーを淹れるのは月に数日だけで、せっかく買った豆の味が変わってしまうのを繰り返していた。このあいだ思い切って仕事に出かける前にコーヒーを淹れたら、5分しか時間が違わないことに気がついた。
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少し前の四国旅行の写真
2日目は宇多津に宿をとり
翌朝 瀬戸大橋を渡って倉敷の大原美術館へ
電気ケトルのスイッチを入れ、コーヒーカップにドリッパーを載せる。ペーパーフィルターを敷き、ミルに入れた豆を挽く。
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ドリッパーはハリオ。
違う形のペーパーフィルターを買ってきてしまい、ドリッパーの形状と特徴を調べてみたら、①台形1つ穴のメリタ式 ②台形3つ穴のカリタ式 ③円錐形のハリオ式 があり、①は湯の出口が狭く抽出速度が一定で味は比較的濃厚になり、③は湯の落ちる速度が速く慣れが必要だが、さまざまな味を楽しむことができるという。007のジェームズ・ボンドが作者のイワン・フレミングと同じケメックス(ハリオ式)を愛好すると読み、東急ハンズで2,000円の1杯取りを買った。
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沸いた湯を電気ケトルからコーヒーポットへ移す。カルディでコーヒーを無料で注いでくれるときに使われているステンレス製のもので、1年ほど前に7,000円で購入した。使わないまま永遠にお蔵入りと思っていたら日の目を見た。ポットに移し替え少し待つことで 湯が適温の90度くらいになり、味がまろやかになると信じている。
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苦味を抑えるために、粉が少し粗めになるようミルの金具を調節している。豆が膨らむまで1分ほど待ち、ふっくらした泡を立てて抽出する動画を思い浮かべながら湯を注ぐ。平日はカップを湯で温めない。淹れた後すぐに飲めるようにするためで、測ったことはないが、最も美味しいといわれる60度くらいで飲んでいると勝手に思っている。
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同じように淹れても日によって味が違う。体調や気温もあると思うが、粉の粒度と湯の温度以外に、湯を落とす速度が大きく関わっている気がする。飲み始めてからまだ日が浅く、本当に味がわかっているのかは疑わしいが、あれこれ試すのは楽しい。数日前、半額セールにつられて豆を2袋買った。飲み終えたら、次は自家焙煎の店で豆を選びたい。
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屋根には懐かしいビクターの犬がいっぱい