何も無い歩道に突然現れた地上絵・・・
大きな交差点の歩道に描かれた地上絵です。
実は水道工事の為に埋設する配管やバルブの
位置を示す図面が描かれています。
ナスカの地上絵を思わせる形をしていて
黒い部分は人物か動物の姿にも見えます。
その体の中の白線が体を支える骨の様に思えて
とても不思議なアートになっています。
「路面アート」と題したこの作品は
ドライブラシの技法を使って
小石まじりの砂利道感を演出しています。
まず 乾いた平筆を使用します。
次にアクリル絵の具を水で溶かず筆に付けたら
余分な絵の具を別の紙の上でぬぐい
筆がかすれ始めたら画面に彩色します。
色がのりにくいですが
この作業を何度も繰り返し行って行きます。
歩道のコンクリートや埋めもどしたアスファルト
更に工事で地上に出て来た小石や赤土の
ザラザラした質感が
見事に感じ取れる作品に
仕上がっていると思います。
普段は何も無い歩道に
突然現れた地上絵に興奮し
それを記憶に留めておこうとする作者は
直ぐにスマホを取り出し写真におさめ
絵の題材にファイルしておく
瞬発力と視点と作品としての画面の構成力に
驚かされてしまいます。
絵画講師 若林 薫 評
たくさんのスキを頂きありがとうございました。感謝申し上げます。
きしゃこく先生にご紹介頂きました。ありがとうございました。
やすらぎ
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
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よろしくお願い致します!」