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知らない町を訪れて・・・

日々の生活の中で 何を感じ 何を描くのか 喜びや怒りや哀しみや楽しみ
それらが毎日自分の心の中を通り過ぎます。
そのいずれかを見逃さず自分の言葉で絵に表現して欲しいと思っています。

そして出来上がった作品は何らかの形で発表する事を希望します。
例えばグループ展や個展そしてSNSを利用するのも
良いかもしれません。
作品制作にあたっては 在るがままの風景や静物を
忠実に再現する技術力も大変重要です。
自分が強く心に感じた事柄を 自分の内面で咀嚼し 自分の形と言葉で
表現する事が最も大切な事だと思っています。
自己表現には音を介したり体を使ったり 文章を綴ったりと 
様々にあると思います。
私は絵画と言う媒体を通して 社会に何かを発信しようとする人達も居ると
思います。そんな方々のお手伝いをする為に絵画講師を続けています。
                           若林 薫



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「知らない町へ」 F20 アクリル画

レールと枕木と敷石が
P20号(530×727)の画面を占領しています。
この3種類の要素だけでこの作品は仕上がっています。
しかも 硬く冷たい素材を点描のみで描いています。

ややもすると柔らかな表現になりがちな技法ですが
見事にクリヤーしていると思います。

作品制作中に作者へ声を掛けても応答しない程
無心で小さな点を打ち続けています。
絵の中に没入した作者は 各駅停車の電車にゆられゆられて
知らない町を訪れているのかも知れません。
お弁当とお茶を買って車窓を流れる風景を楽しみながら
降りた事の無い駅で あても無く歩きその土地の名物を
探したりしているのでしょうか?

更に電車を乗り継いで もっと遠くの町まで 
出かけたのかも知れません。
私も小春日和の田舎町を訪ねてみたくなりました。

この作品は全国の公募展で入選しました。



OCTオクト絵画教室 生徒作品より
http://www.octkun.com/

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「知らない町へ」  F20  アクリル画  K.S






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