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巨大な橋を見事に描き込んだ画力に感動
日々の生活の中で 何を感じ 何を描くのか 喜びや怒りや哀しみや楽しみ
それらが毎日自分の心の中を通り過ぎます。
そのいずれかを見逃さず自分の言葉で絵に表現して欲しいと思っています。
そして出来上がった作品は何らかの形で発表する事を希望します。
例えばグループ展や個展そしてSNSを利用するのも
良いかもしれません。
作品制作にあたっては 在るがままの風景や静物を
忠実に再現する技術力も大変重要です。
自分が強く心に感じた事柄を 自分の内面で咀嚼し 自分の形と言葉で
表現する事が最も大切な事だと思っています。
自己表現には音を介したり体を使ったり 文章を綴ったりと 様々にあると思います。
私は絵画と言う媒体を通して 社会に何かを発信しようとする人達も居ると思います。そんな方々のお手伝いをする為に絵画講師を続けています。
若林 薫
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「めがね橋」(碓氷第三橋梁) F4 アクリル画
群馬県安中市松井田町に現存する鉄道橋へ足を運び
その折に撮った写真を元に作品を仕上げました。
この橋は1891年に着工し2年の月日を掛けて完成した
レンガ造りのアーチ橋です。
橋の下を流れる碓氷川から高さ31M長さ91M有り
11階建てのマンションに相当する高架橋です。
急勾配の峠を登る汽車は機関車のお腹に 歯車の付いた
大変珍しいアプト式鉄道です。
長い時間の中に建ち続け 風雨にさらされながらも
地域の足となり輸送に貢献して1963年に廃止されるまで
地元の人々にとって有り難い存在であったと思います。
作者は季節の違う写真を何枚か組み合わせ 制作時期の10月に合わせ
秋の山肌を背景にした「めがね橋」にしました。
レンガの肌を表現する為に
アクリル絵の具を少し硬めにして ドライブラシの技法を用い
橋脚のザラザラ感や歴史を感じさせる色合いを 創出しています。
F4号の画面に 巨大な橋を見事に描き込んだ画力に感動します。
OCTオクト絵画教室 生徒作品より
http://www.octkun.com/
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