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虫の世界に観る人間社会・・・

日々の生活の中で 何を感じ 何を描くのか 喜びや怒りや哀しみや楽しみ
それらが毎日自分の心の中を通り過ぎます。
そのいずれかを見逃さず自分の言葉で絵に表現して欲しいと思っています。

そして出来上がった作品は何らかの形で発表する事を希望します。
例えばグループ展や個展そしてSNSを利用するのも
良いかもしれません。
作品制作にあたっては 在るがままの風景や静物を
忠実に再現する技術力も大変重要です。
自分が強く心に感じた事柄を 自分の内面で咀嚼し 自分の形と言葉で
表現する事が最も大切な事だと思っています。
自己表現には音を介したり体を使ったり 文章を綴ったりと 
様々にあると思います。
私は絵画と言う媒体を通して 社会に何かを発信しようとする人達も居ると
思います。そんな方々のお手伝いをする為に絵画講師を続けています。
                           若林 薫


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「虫たちの世界は楽しそう」 F20     アクリル画 

この作品はシュールリアリズムの作家で
この技法の発案者であるマックスエルンストの作画法を利用しています。
キャンバスや木製パネルの上に油絵の具やアクリル絵の具を
点や線を絵の具が少し盛り上がる程度に無作為に置き
その上にガラス板や厚紙を乗せ上から強く押し付けます。
絵の具が画面上で意図しない形に広がります。
更にガラス板や厚紙に付着した絵の具も画面に圧着する事で
予期せぬ形が画面に現れます。
その形の中から作者の内面に存在する物語を紡いで行く事で
作品に仕上げていきます。
更にコラージュ技法も合わせて描画している様です
子供の頃に見た昆虫たちの世界が描かれています
夏休み草むらをのぞいて見ると
いろんな虫たちがそれぞれの生活をしています。
協力し合いWinWinな関係の虫も居れば
強者が弱者を餌食にする弱肉強食の関係も有ります。
思案気なカエルが居たりとそれはまるで私達人間の社会を
描いている様にも見えます。

この作品は全国の公募展で東京都知事賞を受賞しました。


OCTオクト絵画教室 生徒作品より
http://www.octkun.com/

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「虫たちの世界は楽しそう」   F20      アクリル画 







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