生命をテーマに個展に挑む
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「終末の始まり」 アクリル画 変80
不定形のかたまりで表現された画面は
お母様のレントゲン写真で見る骨折の様子が描かれています。
この出来事が境で老いが一気に進んだ様です。
闘病生活が始まり徐々に衰退していく肉体を看ていて
冷静では居られなかった事でしょう。
人は何かのきっかけで予期せぬ方向へ進んで行くものです。
生きとし生けるもの全て 生まれ来る喜びと 老いる事へのいらだちと
病む事への哀しみと 死に逝く事への理りとを
同時に抱えながら生きているのだと思います。
作者は今年秋に銀座で個展を計画しています。
その中の1点として今回描いた作品も出品する予定です。
作品は鉄サビを利用し赤茶色の絵肌をしています。
鉄粉の溶液を画面に塗り広げ それを酸化させ赤サビを創り出しています。
サビの持つイメージは物事が劣化したり死を連想させたりします。
それを巧みに利用して描いています。
背景色は深いブルー系の色を混色し神秘さがより強調されています。
更にフリーストロークで描かれたマーブル模様も見る側の気持ちを
一層ザワつくものにしていると思います。
作者は16年間一貫して生命をテーマに作品を手掛け
画面サイズもサムホールからS80号までと幅広く制作してきました。
今は個展の為の制作に取り組んでいる最中です。
展覧会で作品に出逢う日が楽しみです
OCTオクト絵画教室 生徒作品より
http://www.octkun.com/
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2025年度 アトリエ展が開催されました。
会期：1/28（火）～2/2（日）
10:30am～5:30pm（初日１:30pm～最終日4:00pm)
会場：ギャラリー1045 東横イン平塚１Ｆ
神奈川県平塚市明石町1－1
追々生徒さんの作品を紹介していきます。
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