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思い出の本

こんばんは。

今日はいつものシナリオ仕事をしたり、運動不足解消のために、自転車をかっ飛ばしたりしました。

先日、到着できなかった日立駅前の図書館に、片道40分自転車をこいで行ってきましたよ。

片道40分。
高校生の頃は毎日のようにこいでいたのに、図書カードを作ってる最中に吹き出る、汗、汗、汗。


寒さに、まだ身体が慣れていないからか、暑いんだか寒いんだか、よく分からないまま、司書さんの前で汗をダラダラ流していました。

もしかしたら、変な人に思われたかもしれないが…(笑)

そんなことより、久々の図書館はワクワクしました。
いやぁ…図書館ってやっぱり楽しいなぁ。

そして、先日チラッと、(中学生の時に見つけた、noteで紹介したい本があるの)と、ある記事で書いたのですが…

見つけてきましたよ。
古い本だけど、まだありました!感動!!
コレです!

ダンテ・アリギエーリ『神曲』の本。
これを、中学生の時、同じ吹奏楽部のフルートの子と一緒に見つけて、他の部員に教えたのよ。

中学校3年生の時、コンクールでやった曲が、この『神曲』の地獄篇。
私は、バスクラリネット(バスクラ)を吹いていました。

普通のクラリネットよりも、サイズが大きくて、低い音が出ます。

本来、バスクラは深くて温かみのある音がします。
ところが、私のバスクラはドスがきいていた(今も昔も変わらない)。

バリトンサックスみたいな音をブリブリ出していたから、先生によっては面白がってもらえて嬉しくて浮かれていたし、逆にあまりよく思われないこともあってめちゃくちゃ凹んで、萎縮していた時期もあった、そんな若かりし頃でした。

そんな記憶も、楽しいし懐かしいなぁ。

こちらの、ブルーノートのチャンネルの動画の、1分20秒くらいから、マーカス・ミラーが吹いてるのが、バスクラです(ちなみにマーカスミラーがバスクラを演奏しているのを、もう何年も前にブルーノートで生で聴いたことがあるのは自慢)。

吹奏楽やクラシックだと、基本的にはクラリネットと同じ動きをするか、低音の楽器(チューバやバリトンサックス、コントラバスなどなど)と一緒に、ベース音を白玉で吹くことが多いです。

それで、ダンテの『神曲』の地獄篇ですが、部員みんなで鎖を足につけ、足踏みして、作中に出てくる地獄に落ちた人たちの足音を奏でたんですよ。
他にも、地獄に落ちた人になりきって、叫び声をあげました。

中学校3年生の、引退前のコンクールでやった曲というのも、思い出に濃く残っている理由のひとつですが、
地獄を表現するのが、(こんなこと言うと変な話なんですが…)本当に本当に楽しかったんです。

こちら、11年前の千葉大学の吹奏楽団の演奏なんですって。
千葉大学の方々は、足音と鎖の音を分けてらっしゃるみたい。


いやぁ…今日は本当、いい日だ。
懐かしい本を見つけて、すごく感動しちゃった。


ちなみに、前の年のコンクールにやった曲が『スパルタクス』。

今になって思うけど、顧問の先生、こういう雰囲気の曲が好きだったのかな?(笑)
あと、2年生になってから、ずっと半音階の練習ばかりしていた記憶がある。

中学時代に吹奏楽部、自分なりに頑張っていたことが、今生きていると思う。生きているといいな。


ということで、本日はそろそろ寝支度します。
寒いので、皆さまも温かくしてよき夢を!

おやすみなさいませ。

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