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茨城弁

こんばんは。

1年2ヶ月前くらい?から、故郷の茨城県日立市に戻って暮らしている私。

ほぼ毎日、自宅でシナリオを書く仕事か音楽作業をしており、ライブの日以外で出掛ける用事と言えば、1人で買い物か自転車、図書館、スタジオ…という感じ。

だから、家族と親戚以外、日立で会話する機会はほとんどありません。

約20年間、南関東にいた私は、自身も方言がたまに入りつつ、故郷の訛りと標準語の聞き分けが、20年前よりかなりできるようになった気がします。

そこで…改めて茨城弁について、ネットで調べてみました。

(えっ…こんな言葉、つかったことないぞ…)

というワードも、チラホラ。

茨城は縦長の都道府県。
水戸を中心に県南と県北で、言葉や感覚みたいなものがけっこう違うところがあるので、おそらく、ネットに載っていて知らない言葉は県南の言葉なのだろう…か?

とにかく、茨城の北に住む私が昔からよく使っている言葉は以下の通りです。

◆「・・・だっぺ」


「茨城弁で話してみてください」

と、他県出身の人にお願いしてみると、だいたい尻上がりのイントネーション+語尾に「・・・だっぺぇ~」と、話してみる方が多い。

ザッツライト。
「・・・だっぺ」「・・・だっけ」は、私の故郷でもよくつかわれる方言です。
母の故郷である福島県でも、つかいますね。


◆いじやける


標準語だと信じて疑わなかった「いじやける」が、茨城弁だと知ったのは、短大生の頃でした。
水戸出身の子が同じサークルにいて、その子が

「どうやら、いじやけるは茨城弁らしい」

と教えてくれました。

怒っている、イライラするという意味です。


◆あおなじみ

「あおなじみ」は、私は昔から、たまぁ~につかっていた言葉。

青タン、青あざの意味ですね。
だいたい、私の周りはみんな青タンって言っていたけど、あおなじみでも通じます。

この「あおなじみ」、標準語だと思ってつかっている人が多いらしい。
私もその1人です。

だけど、「あおなじみ」以上に、茨城ならではの言い方だったことに驚いた、ある言葉がありました。

それが・・・







◆ろっこく


国道6号線を、茨城県では「ろっこく」と言います。
この言い方が、全国共通でないと知った時の衝撃はすごかったです。

だけど、よく考えてみれば、ろっこくは全国に続いているわけではないのよね。

若い方はどうなんだろうか?
私の世代以上の年代の方で、日立に住んでいる人たちはみんな「ろっこく」という言葉をバンバンつかっています。

みんな、6号とは言わない。
ろっこくの方が言いやすいんですよね。
茨城訛りと、相性がいい発音なのかもしれません。


そして…茨城弁ではないのですが、茨城の人にも通じるかも?と思う言葉がこちら。



◆とっぽい

「とっぽい」という言葉を始めて知ったのは、私が中学生の頃だったと思います。
北海道でもつかわれる言葉らしい。

漢字では「都っぽい」と書くんじゃなかったっけ?
私は、いわゆる「ナウい」みたいな意味で認識していましたが…

改めて調べてみると

「とっぽい」は方言ではなく、俗語や隠語から発生したと思われる言葉

と、ありました。

さらに、意味は

・生意気な(または粋がっている)様子

・抜け目のないこと、ずるいこと。盗人や的屋や仲間の隠語

・素早い、大きい、生意気(不良仲間の隠語)

・間が抜けている、鈍いなどの意味でいう俗語

・玄人を気取っていること

・粗野


あまりいい意味の言葉ではないらしい。
私が聞いた限りだと、

「東京っぽい!」「今っぽい!」「かっこいい!」

という感じだったんだけどなぁ。



南関東に住んでいた頃は、電車代をケチって各駅停車の常磐線に乗り、北上していけばいくほど、電車の中の人たちの言葉が尻上がりになっていき、

ああ…日立が近づいてくる…

と、よく思っていたものです(近づいてくるのは日立なのか、私なのか)。

ラジオでたまに、方言をつかったCMが流れてきます。

「グレる」が「足をくじく」という意味の静岡弁だってことも、そのラジオのCMで知りました。

方言って面白い。
私の知らない茨城弁なんかもあるんだろう。

自分の生まれ故郷だけど、新しい茨城弁を知った時は、どこかにメモっておこうかな。

さて、本日もこれにて寝支度を。
寒いですが、皆さまも暖かくして、よき夢を。

おやすみなさいませ。

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