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幼い頃の宝物

こんばんは。

皆さんは、

「幼い頃に大事にしていたものは何ですか?」

と言われて、何を思い浮かべますか?

リカちゃん人形、サッカーボール、野球のグローブ、お気に入りの洋服、食器、お気に入りの場所なんかもいいですね。

幼稚園生まで、私は家族でアパートに住んでいたのですが、その時、団地にみんなが出入りする秘密基地(みんな知ってる時点で、全然秘密じゃなくなっている)が、そういえばありました。

2つ年上の姉と、その秘密基地から出た途端、私の頭の上にカラスの落とし物が降って来た!なんて思い出があります。

ウンがいいですね!

というのはさておき。

私が小さい頃、一番大事にしていたのはこの子。

今や、酒を催促してばかりの曲を歌っている私ですが、ウサギのぬいぐるみを大切に抱いていた時代があったのです。

この子の名前はピアちゃん。

名付け親は私ではなく、姉だった気がする。
私は3姉妹で、長女が犬、次女がウサギのぬいぐるみを、最初に持っていました。

私だけ、お気に入りのぬいぐるみがなかったので、両親にねだったわけですが、この子は買ってもらったわけではなく、日立駅前のイトーヨーカドーの中でやっていた、福引きで当てたような気がする(記憶が曖昧ですが、多分ヨーカドーだったと思う)。


小さい頃、私たち家族はよく、福島の山の中にある母方の祖父の家に行きました。
お正月やお盆は、福島で過ごしていたんです。

とてもいいところで、祖父の家の屋根に猿軍団が鎮座していることもありましたし、狐に遭遇したこともありました。

冬はみんなでふきのとうを採りに行き、かまくらを作ってもらい、その中の七輪でお餅を焼いてもらったこともあります。

夏は、セミやクワガタ、カブトムシ、トンボを追いかけ回します。

母と伯母と、栽培しているキノコを採りに行き、底なし沼にハマったこともありました。

このピアちゃんも、もちろん一緒に福島にいきましたよ。
ただ、ある日、みんなで焼き芋を焼いている焚火を見ていた時、手が滑って、ピアちゃんが火の中に落ちてしまったことがあったんだ。

馨、大泣き。

誰か大人が、すぐに救ってくれたけれど、ピアちゃんの鼻の右側の毛が燃えてしまったのです。
貼り付けた写真は、黒ずんで毛も立っていませんが、当時はフサフサのモフモフでした。

大泣きしていた馨の前で、伯父が「なでなでしていると、フサフサになるぞぉ~」と言って、慰めてくれたんです。
それから、ずぅ~っとなでなでしていたら、本当にフサフサになっていく気がしました。
いや、あれはある意味本当に、フサフサになっていたんです。私とピアちゃんの中で。

幼い頃大事にしていたものは、大人になると、いつの間にか自分の一部になっているのかもしれません。

皆さんが、幼い頃に大事にしていたものは何ですか?


さあ、今夜もギターを弾いてから、寝支度をして就寝します。
皆さま、よき夢を!

おやすみなさいませ。

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