分数コード(オンコード)のなめらか伴奏!
■分数コード(オンコード)とは!?
コード譜に分数的ものが…。
「ルート音(根音)」以外が「ベース音」になるときは、分数コードで表します!
🔴分子→コード
🔴分母→ベース音
分母のベース音が、分子のコードの構成音に含まれる場合は、「転回形」とも言われます。
(逆に、分母のベース音が、分子のコードの構成音に含まれない場合は、「転回形」ではないことになります。)
分数コードを挟むことで、ベース音の流れがスムーズになるなどの効果があります。
■例えば「カノン」進行もこうなります
🔴Key=CのときC→G→Am→Em→F→C→F→G
の進行を、カノン進行と言います。
古くは「パッフェンベルのカノン」
その他「守ってあげたい」(松任谷由実)
「クリスマス・イブ」(山下達郎)など沢山の曲に使われています。
カノン進行に転回形を使ったものもよく見られます。
(コード伴奏や、分数コードに慣れる目的で、なるべく混乱しないような形を使って弾いてみました。)
■コードの「転回形」に慣れよう
コードごとに弾いていくだけの簡単な練習です!
🔴「C」の場合は、
ドミソ→ミソド→ソドミ…
🔴「CM7」の場合は、
ドミソシ→ミソシド→ソシドミ→シドミソ…
(※ドレミは音名として使用)
■右手を転回させて、簡単な両手伴奏をしてみよう!
慣れてきたら、早速、お手軽に弾けるコード進行があるのです!
「C→CM7→C7」のコード進行を弾いてみましょう。
この進行は、右手の1音を「ド→シ→シ♭」と変えていくだけで弾けます。
右手の滑らか感を感じて頂けると思います。
「C→CM7→C7→F」と行くと、
CMでもよく耳にする『雨にぬれても』等で使われる進行になります☔︎
注)譜例は、(全てのコードでベース音がCなので、)これ自体は転回形ではないのですが、 右手を転回させることに慣れることと、それによる響きの違いなどを、是非感じてみてください!
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