#MIDNIGHTER 1. 服を脱いだらカメラの前に
MIDNIGHTER に出てくるムギは、
実は普段こんなんです。
↑生肉柄のタオルを誕生日プレゼントにもらって、はちきれんばかりの笑顔。
↑迷子案内所前で泣いている。
(右で泣いているのは私だ)
↑ラクダ乗車後のバリにて。
(この前日にはダイビングでキイロの杯を交わした)
このムギが、こんな表情を見せるって、
ちょっと意外じゃなかろうか。
普段のムギを知る人たちは、
MIDNIGHTER での強い女の顔にドキッとしたんじゃないかな。してくれたら嬉しいな。
「普段とのギャップ」ってムギも言ってたし、そう感じる人もいたようだけれど、私はそんなこと思わなかったな。
写真に写るムギはいつも120%ムギだ。
あどけない女の子の顔も、
強い女の顔も、全部全部ムギだと思った。
私は写真を撮るって、すっごくエロいことだと思う。今回みたいな写真は尚のことエロい。
一眼レフのファインダーを覗いて、シャッターを切る。その単純そうな行為で、相手の服を脱がしてるんだもん。そして、シャッターを切って相手を脱がせる度に、私もいつの間にか服を脱いでいて、写真では絶対嘘をつけない。(だから私は性格が歪む度に、それが写真にどう表れてしまうのかとビビる。あぁ、いつでも素敵な人になりたい)
そしてムギはとくに今回、自分でばさっと洋服を脱いでカメラの前に立ってくれた。私が脱がせたって言いたいけど、その方がかっこいいけど、でもやっぱりムギが自分で脱いでたと思う。
自分で裸になって、それでその全部をカメラの前でさらけだせるって、最高だよねえ。エネルギーの量がすごいの。表情が強いの。
被写体慣れからくる表情やポージングとは違うなと、撮る側としてはひしひし感じるし、そこも込みで撮らなきゃと、ちょっと焦る。
カメラの前で、恥ずかしいとか、他の人の目にどう写るのかとか、そういうのを全部取っ払って色んな表情を魅せてくれるのがムギの魅力であり、強さでもある。
これからも色んな人の服を脱がせて、
私も色んな人に服を脱がせてもらいたいなと思いました。(完)