伝承の日本史16 〜 海彦山彦の謎解き
豊玉姫(ヒミコ)が産んだ、王子と王女は「豊彦」と「豊姫」。
豊玉姫は、龍宮の乙姫に、ミマキイリヒコは山幸彦の名前にされた。
豊彦は、乙姫が生んだウガヤフキアエズに変えられた。
山幸彦が龍宮に行くたとえ話は、ミマキイリヒコが豊国に出向く件の象徴。
乙姫は豊玉姫。
浦島太郎は丹後の浦(宇良)神社でできた話だが、そこに乗っかったのが海部氏の丹後・籠神社。
海部氏によると、ホホデミ(火火出見)が籠船に乗って龍宮城に行ったことから「籠宮」と名乗る。
海部氏はもと海氏。
竜宮神話では海部氏の祖先が海幸彦に例えられた。
物部氏の祖は山幸彦(ホホデミ)。
でも海家の祖はホアカリの家系で、物部氏はニギハヤヒの家系。両者は本来遠戚だが、神話上の関係は複雑になっている。
竜宮神話は丹後国風土記逸文の中にある浦島子に似た話(竹取物語の作者と言われる伊予部馬養の作)をベースに忌部子人が書いたと言われる。
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