イギリスビザ更新のために事業計画を練る
やっとビザを取ったと思いきや、次のビザの更新のためにこれから3年間のビジネスプランを提出しないといけない。大変は大変だけど、こういう機会はある意味ありがたい。私の場合、こういった否が応でもやらざると得ない状況にならないと、本腰を入れられない性分だし、イギリス政府はイギリス経済に裨益するビジネスプランじゃないと当然ビザを出さないので、ともすれば、趣味の域のビジネスアイデアになってしまいそうな自分の経営者レベルを引き上げざるをえない。とはいえ、私は一人でじっくり考えても良いアイデアは浮かばないので、まずは先にアイデアを人に話せる機会を作る。そしてその機会に向けて、その人に語っている自分をイメージしていると良いアイデアが出てくる、これほんと。という訳で、この3日間で5人の人とオンラインで話せる機会をまずはスケジューリングする。そして、歩きながらアイデアを考え始める。歩いている方が、脳が活性化されて良いアイデアが浮かぶ。
ビジネスプランを考える時ともすれば、「どうすれば儲かるか」を考えてしまう。でも、これをクエスチョンにしてしまうと、一気にエネルギーレベルが下がる。私は本当に清水の舞台を飛び降りて、外務省を辞めてよかったと思う。組織で働くなら私にとって日本外交から平和を発信できる外務省が私にとって天職と思える職場だった。それでも、自分の力を試したいと思って、辞めたのだから、外務省を辞めた価値があると思えるようなビジネスじゃないと辞めた意味がないと思う。この思いが自分を奮い立たせてくれる。そして、クエスチョンを「例え失敗してイギリスを去ることになってもやってよかったと思えることは何か」、「私のサービスや製品を使う人にどんな感情を味わってほしいのか?」、「私はどんな世界を創りたいのか」に変える。そしてこれだと思うアイデアが浮かぶとイギリス政府が求める条件(成長性と斬新さ)と付き合わせて、調整する。そして、これだと思うアイデアが今日、浮かんだ。あまりの嬉しさに、ロンドンの街中を歩きながら、一目を気にせず、「イエーイ」と両手を上げて思わず叫んでしまった、笑。
でも、対外、私のアイデアは素人で、イギリス人からダメだしされる、笑。おそらく今回もそうだと思う。でも、個人的にはワクワクするアイデア。フィードバックをもらい、調整していくしかない。私はこういったイギリスの基準と私の日本的な考えをミックスして、何かを作るのが大好き。日本人的考えの私では思いつかない気づきやクリエイティブさが彼らから加わって、私のアイデアを違う次元に押し上げてくれる。コミットメント、ネットワークキング、フィードバック、ブラッシュアップ、そして実行、挑戦。これが私の自己実現へのスパイラルなんだと思う。