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入院7日目

入院してもう1週間が経った。時の流れは早い。
看護師さん、お医者さん、作業療法士の方、同室の方…この建物内で一緒に暮らしている人たちのお顔を覚えてきた。

外界からある意味隔離され、ストレスも感じず食事と清潔な寝床が提供され、昨日からはリハビリも始まり、適度な運動もしている。

医療関係者の方々はこちらを労るお声がけを常にしてくれる。

意外と、細切れにかつ突発的にいろいろな職種の方からお声がけがあるのでまとまった作業時間は取れない。昨日 4- 5時間は取れる、と書いたが、やはり体感はそんなに時間がない気がする。

あまり朝早くや深夜にPCでパチパチと音を立てるわけにはいかないので、SNSを見たり本を読んだりして過ごす。

まだ途中までだけど、この本の内容は非常に刺さる。成功依存症。ここ数年、私が気になっていた事象はそれのことなのだろう。

会社は違えど、ほぼ同時期に別のスタートアップ(会社同士も非常に近い場所=渋谷にあり、スタートアップ黎明期のカルチャーを共有していた)にいた友人とほぼ毎日チャットでやり取りをしているが、あのカルチャーを体験していたからこその、彼女と私の阿吽の呼吸もあるのだなと感じた。

日々、いろんなことを考える。成功依存症から脱して、日々の幸せに感謝しなければいけない。優しく献身的な配偶者、存命の母親、優しくてあたたかい地元の友人、私が辛い時に支えて引っ張り上げようとしてくれていた元同僚・先輩方。そして、今の恵まれた医療環境。

一方、ずっと活躍して見えるあの人も、あの人も苦境があったよな、苦境を抱えつつ日々頑張っているよな、といったことも考える。

そして、発明や発見、0 → 1は内省的な人々が生み出すことが多く、華やかに見えるあの人も孤独と戦っていた(戦っている)り、内に籠る時期もあったよな、と考える。

直接的な知り合いではないのであえて書くが、
Wantedlyを創業した仲暁子さんは1社目を退職した後、北海道で仕事をしていた母のところで漫画家を目指していた時期がある。

他にも、これは直接存じ上げているのでお名前を書かないが、高校にはほとんど行かず読書ばかりしていて、専業主婦経験も経て起業した方など。

それ以外にも、まさに今内に篭って、日々自分の中にある内発的なパワーを具現化しようとしている友人もいる。

この年になっても、やはり成功談に憧れる。 もうそれは仕方ないのではないか? 

でも、私がずっと求めてきたもの、愛情と平和が今、日常にある。そのことに感謝し、両立の道を模索したい。

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