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トルコから帰国時の注意事項 PCR検査のこと その1

今回急ぎでトルコに行って2週間用事を足して、戻ってきました。本来一月弱はトルコ・ベルガマで過ごせる時期ですが、2022年3月6日から検疫が1週間になったことから何とか行くことが可能になったからです。

色々大変だった中でも、一番厄介だったことをお知らせします。なぜなら、これは多くの人に関係があるからです。乗れなかった人がいるからです。思ってもなかったほどに深刻なことだったからです。

帰国時のPCR検査書類の準備

日本政府の要求する帰国時のPCR検査書面

ベルガマ地域で、PCR検査をしてくれるのは、ベルガマにある公立病院か、ソマ(隣町の石炭事故があったことで知っている人がいるかも)の市立病院、アリャ(ベルガマの南隣の町)の公立病院しかありません。

コロナウイルス検査をする入口

帰国の前日に一番近いベルガマの公立病院に行って、ここで検査をしてもらうことにしました。
トリアジというところの看護師長さんに話をしました。なかなか聡明な方です。「この項目のPCR検査が必要で、この写真の規定の用紙に書いて欲しいのです。」と伝えたのですが、「検査結果は日本語の様式には書けません。こちらでの様式のものをお渡しします。」となりました。

一般市民は無料ですが、外国人である私のお支払いは170TLです。ここがお支払カウンター。
そしてパスポートのコピーをとってこいというカンティン(雑貨を売っている場所)は庭にあってそこでコピーをとってもらって、また戻っていきますが、トルコの公立病院の酷さはどこも変らず込み合っています。ベルガマ人が言うには、ここはアフリカ並みだから(アフリカ行ったことないのにね)ね、というほど良くないらしいのです。

そういう病院でしたが、とりあえずはここしかないし、私は特に不満もないので、ここでやります。
若い女医さんが口のなかを綿棒で擦って、右の鼻の奥に綿棒をいれて擦って,
痛っ となった時に「Geçmiş olsun」と言われてはい終了。明日の朝来てねと言われました。(ちょっと不安だったわ)

日本の書類の方法で採取してるかを確認して、鼻咽頭拭い液と咽頭ぬぐい液の混合という方法が日本の書類の中にあったのでちょっと安心しました。(実は安心ではないのです)

さて、次はスマホアプリです。

今回、このアプリと、ワクチン接種証明用のアプリを新しくスマホに入れておきました。

これはデジタル庁のものらしく、出発前に入れて、マイナンバーカードの上に載せると情報が入り、パスポートを撮影するとスムーズに情報を入れることができます。私のスマホはumidejiという中国製でしたけれど、こんな安物でも読んでくれました。マイナンバーカードと暗証番号を必要とします。海外に出るのにマイナンバーカードは要りませんがこのアプリのキャンセルを押してしまうと情報が消えるので注意。

こんな画面がでてOKです。これは羽田でトルコ航空機に乗る時に必要な書類になっていてこの中の情報が必要になります(もちろん紙でもOK)。

帰国前に作れるのが、MYSOSの中のファストトラックです。(今回はこれで救われました。)

質問票、誓約書(これらは飛行機の中で紙媒体が配られて書くものです)、そしてワクチン証明、そしてPCR証明。これら4項目を入力してきます。

接種証明は、3回目の情報がわかる画面の写真がいるというので、最初上の画面を送ったのですが、差し戻しになっていました。
どれが必要なのかがよくわからなく、バーコードなのかと思って送ろうとしましたが受け付けません。
私はそれほどこういうのに鈍いわけではないと思っていたのですが、しばらく悩みました。
最初の画面をタップしてでてきた長い長い情報の画面を2回スクショを撮って、それらを送ったところOKになりました。こんなアナログでいいのか!っていう感じでした。

さて、帰国する朝、公立病院に行って例の聡明な看護師長さんに会って書類を3枚貰いました。トルコ健康保健省の書類です。正式な陰性証明書です。
英語2枚、トルコ語1枚です。バーコードをスマホで読むと書類もでますよ、とのことでした。(やってみると超簡単な説明が出てくる)



さて、これを写真撮影して、MYSOSアプリの4つ目の書類、最後のところの質問に答えてアップロードをしてみました。


最初のトラブル

そうしたら、1時間もしないうちに「再申請」が来ました。
え、どうしてダメなの。。。。


しらべていくと、このことが出てきました。
どうやら 鼻咽頭拭い液と咽頭ぬぐい液 の英語訳が異なるということなのです。

さあ、困ったわ。

書き換えてもらわないと。。。。

この英語名を
こっちの英語名にしてもらわないとならない

ということなのです。なんか馬鹿みたい。。。

再度、公立病院へ。
ああ、しんどいわ。だって車でベルガマ市内に行くのはそりゃもうめちゃめちゃ混んでて公立病院なんて超ストレス一杯な渋滞箇所。

また、またERのムアエネ行って、聴いてみるのですが
「このトルコ健康省の公式書類の中を換えることは出来ません。」というのです。これは普通に考えても当然でしょう。日本の書類の厚生労働省の書類にも書いてくれないし、このトルコ健康保健省の書類も変えられない。

ああ、どうしよう。

他に出来るところがありますか? 
近くの街は、全部この公式書類だからだめですよと、看護師長さん。

そりゃそうだ。。。。トルコの公式検査機関の書類を、日本語の書類に手書きで書けって言う方がばかげているような気もして

じゃあ、ここの下に、日本政府が要求する方の英語訳を手で書いてサインして頂けませんか?

と頼み込んでみたら、看護師長さん ERの先生のところに行って頼んでくれました。


というので、こんな感じで手書きで書いてもらいました。サインももらいました。(これがまた後でトラブルを引き起こすのですが)

早速、こんな手書きで出来るかどうかわからないけど、アップしてみました。30分もしないうちに審査終了が来ました。


手書き訂正でも大丈夫でした。ありがとうございます。

さあ これで青色画面になりました。ああ、これで大丈夫!(大丈夫じゃなかったんだけど)
ここまでのロスは、4時間。

さて、つづきは飛行機に乗ってPCR検査終了までを その2で書きます。



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