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MBA取得に向けた修論計画

このnoteは、早稲田大学大学院経営管理研究科2年を3月に卒業し、在学中にインターン生としてジョインしたVCでミドルオフィス業務を始めた6月に書いています。在学中、冬の集中講義が終わったころにnoteを書きたかったのですが、確定申告、卒業旅行、インターンそして新しい仕事、子どもの行事と盛りだくさんで、更新が遅くなりました。
「地獄をみた!」と聞きがちな?笑、主に修士論文(および修論計画)について、基本子育てでてんやわんやしている中でどのようにスケジュールを立てたかを公開することで、誰かの参考になったらいいな、と思いnoteに納めておくことにしました。

修士論文は早目に着手

修論作成に関する大枠の流れを振り返ってみたいと思います。常に時間に追われている母として、何事も早めに着手することを心がけておりました。できれば2年次もフル単位を履修したいと思っていたこともあり、修士論文の計画は、1年次から意識して取り組みました。

<1年目>
興味のある論文を流し読みしていました。おもにスタートアップのPRに関わる論文やワーキングマザーに関連する論文、心理学に関連する論文をgoogle Scholarで検索し読みました。読み込んだかは別として、30本ほど目を通したと思います。

<1年目の冬>
大学側から論文案を提出するよう求められます。5案記載しました。この時点では、学術論文にするかビジネスプランにするか決めていませんでした。

<2年目の春>
候補案をつくり教授に1on1セッションをお願いしました。教授からプッシュされるゼミもありますが、自主的に進めることを求められるゼミもあります。私の場合は後者でしたので、自分のために1on1のスケジュールを組んで頂くことをお願いしました。

アカデミックかビジネスプランか

<2年目の夏Q>
ここで学術論文にするかビジネスプランにするか決めると定めていました。そして、ビジネスプランに決めました。主な理由としては、外資系戦略コンサル出身の教授の指導の元、経営戦略のビジネスプランを作りたいと思ったからです。(企業を退職したこともあり、自分の興味のある分野のデータを収集するのが非現実的にみえたということもあります)

そしてこの時期大変良かったのが、卒業生のコーチングを受けたことです。卒論は何文字必要か、パワポは何枚かなどすべて数値化し、コーチングの中で作った計画表を基に進行することにしました。

<2年目の夏休み>
この時期にいかに進めるかで大変さが変わる!と心得て、リサーチや取材数の目標をたて、実施しました。
口述試験のことも考え、最初からpptにまとめました(全日制と夜間の口述試験の長さがだいぶ違うことに後から気が付きました汗)。
この時点でpptは20枚くらいだったと思います。最終的には60枚になりました

<2年目の秋学期初旬>
夏休みが終わる位の時期に本格的に書き出しました。初稿は10月に終え、11月~12月に修正校正をし、正月に再校正し提出しました。
論文の文字数6万にまで到達してしまい、削減するのが難しかったです。ただ、文字がいつまでたっても埋まらない!という状況にはならなかったのは精神的には良かったかもしれません。

私の感想としては「修論は夏休みが勝負!」です。

この時期に進められていると余裕ができるのではないかと思います。参考にしてください。

また、在学期間中、何よりも講義を通じて新しい発見をすることが好きでした。ですので、早めに計画立てたおかげで、2年秋学期もフル単位履修できたことに一番満足してたりします笑。卒業式でエクストラエフォートと書かれた修了書を受理できてうれしかったです。

修士論文は論文自体に満足したというより、実務的に役立った点に満足しております。そして、できればアカデミアの論文を卒業後に書きたいです笑。

ちなみに、今の仕事につながるVCでのインターンは2年目の秋学期が始まる10月から開始しました。「やりたいことを実現したいなら、事前の計画立てが大事!」というのが最大の学びです。

秋学期の履修科目

修論への取り組み方は人それぞれ

私の所属は全日制グローバルという日中のコースです。お仕事しながら通われている学生の多い夜間コースとは修論に必要な文字数が異なります。また、ライフスタイルも人それぞれですので、参考にならない部分があるかもしれません。参考まで私のバックグラウンドと環境を再度記載おきます。

・私の場合は子供たちが1歳、3歳と育児真っ盛りの時期。
・実務家の教授のゼミに所属していた。
・家業の経営に携わっていたので、経営上の数値を取得する方が、新たにデータ収集するよりも効率的かつ現実的。

最初の一文の裏には「突然熱を出し、全てが保留になる事、ママが忙しくなると、メンタル不安定になる事がありえる」というメッセージが込められています。なるべく早めに準備し、時間的にもメンタル的にも余裕をもって出口を定めておきたかったというママMBA生ならではの目標を持っていました。

また、夫のサポートは手厚かったものの、他からは、母であることで論文に取り組む時間を制限させられた、という時期もあり、もっと取り組みたいけどできない、させてもらえない、そもそもそうする事を家族からは求められてない、といった母親としての苦しさがなかったわけではないです。育児との両立の合言葉は、「家族第一」。「大丈夫、私には誰も何も期待していない!」でした笑(文字にするとなんだかネガティブに聞こえますが、これは、子供を第一に考えろ!という自制の言葉でもありました)。200%で取り組みたい気持ちと家族を犠牲にしたくない気持ちを整理するのが大変でした!!

とにかく楽しかった卒業旅行。一番の宝は共に学んだ仲間

修論後は、都合の合うクラスメイト達と私の地元金沢に修学旅行に行きました。在学中はとにかく忙しく、ゆっくり話す機会もあったりなかったり。改めてみんなの良さを発見できました。
そして、本当にみんな努力家で好奇心旺盛だと認識。講義も楽しかったのですが、この歳になって「素敵な友人ができた!」という喜びがいちばん大きいかもしれません。

VC業界での新人デビュー。やはり学びは終わらない

在学中のインターンシップを得て、今はシード向けのベンチャーキャピタルでミドルオフィスの仕事をしています。VC業界自体が初めてですし、この職種も初めてです。
そして、大学院で学んだことは基礎として役に立っています。しかしながら知識が全然足らない状態です。
2年間でも学び足りないことはたくさんあると気付かされる日々を送っています。そのこともあり、夏QからTAとしてまた早稲田に通うことにしました。今年は「働きながら学ぶ」ということを楽しめたらいいなと思います。また機会があればnoteに書こうと思います。

長文を読んで頂き、ありがとうございました!


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