ザッハトルテとエリザベートを訪ねて4
前回の話はこちら↓
2022年6月30日
今日は昨日購入した、ウィーンパスを使って王宮回りを観光します。
約20年越しで行きたかった、プルンクザールにも行くよ!やっとだよ!!
今朝もホテルの朝ごはんは美味しゅうございました。
王宮に行くのでOperまでUバーンに乗るのだけど、いつもの行き方だと面白くないので、今朝はU6で2駅、Langenfeldgasseに行き、そこでU4に乗り換えてOperへ。この路線(U6)、一部地上を走るところがあってハクハクした。パリのメトロも丸ノ内線もそうだけど、地下鉄が地上を走るのってなんかワクワクするよね。(なんで?)
オペラ座の前から歩いて、ブルクガルテンを経由してホーフブルクに。
お庭のフランツ・ヨーゼフにご挨拶して…で、ここにモーツァルトの像もあるはず、なんだけ、ど???え?なんでかなんでか見つけられなかった。グーグルマップも見てたのだけど、アイコンあるところにない???え?なんで???(改めてGoogleマップ見てるのだけど、ブルクガルテン内からだと生垣で囲まれているから、オペルンリンクから直接入るのが正解みたいなんだけど、それでもお庭から像の後姿は見えるはずだからして…?)
私はモッちゃんに会いたかったのに…なんでだ?また次回への持ち越し。
まずは、シシィ博物館に行きたかったのだけど、迷う。
あれなのよ、館内案内図とか案内板のようなものが全くなくて、どっちに行っていいのやら。
どちらかのお国の団体さんが居たので、これ幸いとついて行ってみたのだけど、目的地が違った―!なんか王宮の裏?の小さな広場に出てしまった。
Googleマップを開けど、なんかよくわからない…(なんで?)
そしたら、その広場(ヨーゼフ広場)の片隅の小さなドアを出入りしている人が見えたので、行ってみる。
そこには、「アウグスティーナ教会」と‼‼
アウグスティーナ教会!夕暮れ時の結婚式‼‼と友人と2人で沸く。
当然、入場。(入場無料)
中に入った時には、10数名の人が居ましたが、その人たちも退出して友人と2人の貸切状態になった!ちょうどパイプオルガンも演奏されていて、なんというか静謐で荘厳。
ものすごくタイミングが良かったなと。
それで、シシィ博物館は???どこ?
博物館にたどり着く前に、なんでかスペイン乗馬学校を見つけ、しばし馬を眺める。
で、再び博物館どこ???とりあえず、ヨーゼフ広場と反対方向に行ってみるか、と前進したら、ありましたわ。やっとたどり着いた。シシィ・ミュージアム。なんだよー、ミヒャエル広場が入口って最初から言ってよー。色々ググったのに、それすら出てこなかったもの。てか、王宮敷地内に案内の矢印とか立ててよー。
そしたら、そこの広場で見知った顔。昨日、楽友協会のコンサートのチケット買ったモッちゃんコスの兄さんたち。
ここで会ったが、なので写真撮ったw
そのあと、別の売人(言い方!)に、今夜の王宮コンサート観ない?って声をかけられたのだけど、結構魅力的だったのだけど、明日明後日コンサートあるから、流石に続くのはねぇ…と断った。興味はあったのだけどね。
シシィ・ミュージアムのスタートは、ハプスブルク家の食器・銀器コレクションから。
食器にもグラスにも調理器具から何から何にまで、双頭の鷲のマーク。鳥スキーとしては、家にも一つ欲しい、双頭の鷲マーク。
ところで、オーディオガイドを借りていたのだけど、まぁ説明が長いので、番号に即したところでないところもウロウロ見ながら聞いていたのだけど、「アスパラを茹でるためだけの鍋」という言葉に、大急ぎで該当ケース前に戻ったら、友人も同じ行動を取っていてウケた。類友か?
しかし、アスパラを茹でる為だけの鍋(銅製)を作るってお金持ちの考えることは分からない。
なんかもう大量の食器・銀器が並べられていて、見てるだけで大変。どんだけあるんだわよ?展示している以上の数のものがあるみたいだけど?もう既に展示と言うか、食器売り場みたいなものでしたわ。瀬戸物の絵付けが1枚1枚手描きだから微妙に違うとか、そういう面白さもあったけど、流石に疲れたw後半駆け足。
ミュージアムショップを挟んで、ここから本番(?)、シシィ・ミュージアム。こちらは撮影禁止なので、残念ながら画像はありません。
レプリカなのだけど、エリザベートの婚約の時のドレス(ガチ可愛い)とか、ハンガリーの戴冠式の時のドレスとかの展示があって、そ、の、写真撮りたかった―!!でもNGだから我慢。舞台のお衣裳デザインの再現性と言うか、がガチですごいなぁという感想。
展示方法が、物語や映画の展覧会のような具合で、なんだか史実と受け止めにくいような。もうそれだけ、大衆化というか物語として語られてきた人、だからなのかなぁ?と思ったり。
シシィ・ミュージアムを抜けた先は、フランツ・ヨーゼフとエリザベートの居室・執務室。豪華だけど、赤い壁紙とか落ち着かなくね?と毎度毎度思ってしまう。あと、部屋から部屋に移動するのに、部屋を通るという感覚。廊下はないの???いつも衆人の目にさらされてそうで、そりゃ嫌気もさすわと思ってしまう。
良い時間になったので、歩き疲れたし、お昼ごはん。
昨日はザッハーのザッハトルテを頂いたので、今日はデメルのザッハトルテ。
王宮のミヒャエル門出てすぐのところのお店。混んでるかなぁ?と思ったけど、すぐに入れました。
お腹の空き具合と予算との兼ね合い…で、サーモンとクリームチーズの何とかとザッハトルテとそれぞれ飲み物。ラズベリーソーダ美味しかった。
さ、て。お腹を満たしたところで、お次は私が20年来行きたかったところに行きます。
”プルンクザール‼‼”
オーストリア国立図書館と銘打ってますが、本の閲覧や貸し出しは行っておりませんのであしからず。(追記:ちなみにここにある本は、軍事関係のものなんだそうです。戦略室みたいな場所だったのかしらね?)
ディズニーの美女と野獣の図書館のモデルになったと言われている図書館。ここに行きたくて行きたくて20数年。学生の頃にウィーンに来た時は、時間がなくて行けなかった場所。
そして、また迷う。
プルンクザールの入り口は、ホーフブルクの表側(オイゲン公騎馬像のある方ね)だと思っていたので(だって、そんな垂れ幕があったんだもん)、表に回って扉を開くも、どうも違う…。そういえば、ヨーゼフ広場にも「プルンクザール」の立て看が出ていたな…と思い、裏に回って(多分厳密には裏ではないんだと思う)ヨーゼフ広場にある件の扉を開けてみると、そこでした。
ちょっと階段を昇った先、そこの扉を開けると…
夢叶った悔いはない。けど、朝イチとか誰もいないときに来たいわ…。
購入したウィーンパスで、王宮宝物館(Imperial Treasury Vienna)にも入場できるので、見学する。
宝物と言うので、宝石キラキラかと思ったら、それだけではなかった。
宗教儀式で使ったようなものとか、マントとか武具とか様々。一角獣の角なんかもあったけど、なんで一角獣?
たまたまなのか、他の見学者がほぼ居なかったので、友人と2人で大人しくもきゃあきゃあ見ることが出来ました。
最後に、墓地ラーの友人に連れられて、カプツィーナ礼拝堂へ。
霊廟なので、大きな声を出してバタバタとは見学…拝観しないけれども、それでも、こう安らかにいるところにってどんな気分なんだろう。どんな気分って…。
最初の室にあった棺桶は、一つ一つ大きくて、装飾も派手と言うか。棺桶なので、骸骨の装飾が目立っていたけど、その意味では見どころがあるなぁと。時代が下ってくると、シンプルなものになってきて。
それはそれとして、棺桶なので、中に入られてるんだよ、ね?(内臓はシュテファン寺院のカタコンペに、心臓はアウグスティーナ教会に安置されているそうですが)
そんなところで、本日は帰宅。
夜ごはんはどうするかねぇ?と西駅構内をウロウロ。テイクアウトできるお店もいくつかあるのだけど、ピンとくるものがなかったので、地下のスーパーへ。
パスタサラダみたいのとフルーツを買いました。えぇ、節約と言うか…の為またしても部屋食です。(お外にも行きたい気もするのだけど)
夜にネットで調べものをしていたら、プルンクザール、明日から年末まで(2022.7.1~12.29)改修のためお休みなんですって!あぶなかった!!
さ、明日は、この度のメインイベント。シェーンブルンのコンサートですよ!