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イタズラ三昧の妖精Nisseイベント!デンマークのクリスマス

冬のデンマークの気候は曇り、強風、暗い、寒い、という四重苦。
午後15時には暗くなり始める日照時間の短さに、11月は気分も落ち気味に。うつ病患者が多いという理由も納得のどんよりさでした。

そんな厳冬のデンマークですが、12月は街中がクリスマス一色。

滞在していたボーンホルムス・ホイスコーレではクリスマス・ツリーが飾られ、学校の外には電飾が飾られたり…と華やいだ雰囲気に一新。

ふさぎ込みがちな冬の気分も和らぎます。

さらに、学校では
妖精・Nisse(ニッセ)に生徒と学校職員全員がなるという、クリスマスイベントがありました。

Nisse(ニッセ)とは?

ニッセとは北欧神話に出てくる妖精。

木よりも身長が低く、長いヒゲ、赤いニット帽がトレードマーク。
見た目的に小さいおじさんって感じです。

彼らはクリスマスの時期、人間にいたずらをする妖精。

なのでデンマーク人はクリスマス・イヴに彼らの好物のライスプディングをあげるらしい。

みんなが誰かのNisse!ボーンホルムス・フォルケのニッセごっこ

学校で発表された「ニッセごっこ」がどんな内容かというと…

くじ引きで引いた紙に書いてある人に、学校終了の18日まで何かしらプレゼントをする!というもの。

お菓子をプレゼントするもよし、たまにイタズラをするもよし。

要は、学校の全員が誰かのニッセであり、かつ、自分担当のニッセから何かを仕掛けられるそんな3週間でした。

誰が誰のニッセなのかは最終日まで秘密で、絶対に人へ漏らしてはいけないルール。

ちなみに、私の担当は「KLAUS」という人物でした。
生徒にそんな人はおらず、、

誰だか分からなかったので、
さっそくルールを破って先生に耳打ちで教えてもらうと、学校職員だと。

分かるかぃ!!

My Nisse work

ということで、Nisseとしての仕事ぶりを発表します。

その1. オレオかと思いきや、安い棒キャンデー

その2. 飴かと思ったらボタンの山

その3. 前夜、食堂に罠を仕掛けたミノ虫

「助けて、Klaus!」と、助けを求める飴ちゃん。

…とまぁ、こんな感じで悪ふざけメインのニッセ業をしていました。

高校時代、
放課後にクラスメイトの机すべてにPUMAを書いてイタズラしたり、
キョンキョンのお面を教室中に貼ってデコレーションしたことを思い出しました。

しかし、このニッセイベント、本当に楽しかった。

本気でNisseに転職しようかと思うほど、私の転職でした。

私のNisseの仕事っぷり

ちなみに私のニッセは、私よりもマメに仕事をしてくれてました。

最初はチョコレートなどのお菓子をプレゼントしてくれていたのですが、徐々にイタズラ開始。

玉ねぎとメントス。玉ねぎ丸かじり後を気遣ってのメントスでしょうか。

 

穴の開いた砂糖ケース。

気付かずに砂糖を持ち上げたら、底に穴が開いていて砂糖がダダ漏れ。
1人むなしく、掃除しました。。

最終日のパーティー前。
この風船はパーティー会場に至るまで何個も!中には飴とかお菓子が。

学校最終日のパーティーで誰が誰のNisseだったかを発表。それはまた後日アップします。

おまけ

他のニッセはこんな感じ。

サッカー好きな男子の顔をコラージュしたニッセ。ちなみに作者は日本人です。

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マツウラ カオリ
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