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#2 人類滅亡を信じて、会社を辞めて世界一周一人旅に出た話。

大学卒業後、会社員として働いていた私。
今は陶芸作家として、作家活動をしています。

陶芸を始めるまでには、
会社を辞めて世界一周、そして国内を旅し、
デンマーク留学とワーホリという紆余曲折がありました。

だいぶ遠回りした陶芸作家への道のりを、
ターニングポイントごとにnoteに綴っていきます。

ということで、今回は世界一周のお話です。

世界一周旅のきっかけ

2012年の3月~9月の6か月間、バックパッカーとして海外放浪の旅をしていました。南米をメインに、ヨーロッパの東側方面を周って訪れた国の数は23か国。

世界一周をしたきっかけはなんと言っても、

マヤ暦の人類滅亡説です。

大学に進学、その後就職をして社会のレールを歩いてきたのですが、

前年の震災や、仕事への閉塞感もあり、
「いつ死ぬか分からないのに、このまま人生を終えたくない!」
と、死ぬ前に世界の絶景を全部行ってやろう!という衝動で会社を辞めることを決意。

あと、転職するなら30歳前がラストチャンスかな?
とか、
体力があるうちに長期でバックパッカーできるのは今しかない!
という思いもありました。

そんなこんなで、
新年1月に旅にでることを決め退職を申し出て、
3月には南米ボリビアへ旅立ちました。
ザ・無計画な一人旅の始まりです。

日本の良さを再認識できた世界一周一人旅。

無計画に出発した世界一周。
いきなりボリビアに入ったのはウユニ塩湖の絶景が3月下旬までがシーズンだったので、そこだけは最初にいくと決めていました。

あとは気の向くまま、中南米〜ヨーロッパ〜少しだけ中東を半年間周遊。

水の張ったウユニ塩湖は雨季のみ。

旅先では

ボリビアで偽警官に金品を奪われたり、

パラグアイの警察に賄賂を要求されたり、

キューバで社会体制の違いに考えさせられたり、

ベネズエラのトレッキングツアーで空腹が一番のご馳走だ!と腹落ちしたり、

トイレットペーパーがトイレに流せるなんて最高すぎる!と感じたり、

日本だけの生活では気付かない「喜び」や「考え」が毎日のように湧き出てきました。


…いい思い出より、悪い思い出がパッと出てきたけどw

日本での生活がいかに恵まれているかも再確認。

世界史で勉強した場所を実際に訪れられたのも感慨深かったです。

死ぬかと思ったら滅亡しなかった

存分に世界を味わい、日本の良さを認識して帰国。

ああ、これで思い残すことなく死ねる…

婚前旅行ならぬ、死前旅行を済ませて、
マヤの滅亡説が言われる12 月をどんと構えておりました。

しかし…死なない。

時期がズレただけかな…?

2013年1月…

2月…3月…

滅亡していない。

地球も人類も変わらず存続している。

うーん困った。

困ったものの、実は滅亡しなかった場合のプランが私にはありました。
それはトカラ列島含む、鹿児島の島を旅すること。

トカラ列島宝島の海。エメラルドグリーン

トカラ列島の宝島に長期滞在したことで、
価値観がガラりと変わってしまい、
いよいよ社会復帰が遠のくことに…。

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マツウラ カオリ
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